| ナガニジゴミムシダマシ 2006/02/25(その2) | | コクワガタのメスが見つかった朽ち木には、ナガニジゴミムシダマシも潜んでいた。 本種の上翅表面の虹色模様は、光の当たり方で輝き具合がずいぶんと違ってくる。 こういった体に厚みのある甲虫類を撮影する場合、絞りをF16以上に絞り込んで、できるだけ被写界深度を稼ぐようにするものだが、そうなるとストロボ光が必要となる。しかし、虹色模様をできるだけ見た目、あるいはそれ以上に綺麗に再現しようと思えば、ストロボ光源の工夫とそれ以外にも、例えば自然光をうまくミックスしてみることも効果的だ。 ただし自然光を取り入れようとすれば、どうしてもブレが生じる。これまでだと三脚を使用するのが策であったが、来月Nikonから発売される次世代手ぶれ補正付きマイクロニッコール105ミリならこの問題も楽に解決できるだろう。 小さな被写体を相手とする接写撮影では、三脚というものは非常に扱いにくいので、私などはほとんど使用しないことの方が多い。野外撮影では時間との勝負でもあるので、時間のロスを伴う三脚の使用はできるだけ避けたい。 と、いいつつ今日のナガニジゴミムシダマシの写真は、見事にブレてしまった。早く手ぶれ補正付きのレンズが欲しいと思うが、それまではやはり三脚をこまめに使うしかない。
(Nikon D200 マイクロニッコール105ミリ) | |