| ぐんま昆虫の森友の会、講演会 2006/02/18 | | 今日は「ぐんま昆虫の森」で講演をさせていただいた。
会場は客席150名収容の映像ホール。大型リア式液晶モニターが三面並んでおりマルチ投影も可能だ。 私が使用したビュアソフトはiview-MediaProで、これはマック版、ウィンドウズ版の両方がある。今回はバイオノートを使って出力してみた。 困ったことにビデオ映像をノートパソコンに取り込み、パソコンのplayerソフトで出力すると、ぼやけた画面になってしまう。ビデオ映像をパソコンから出力しての投影は初めての経験だったので、パソコン上でどう対処すればいいのかわからず、結局ぼやけたままの映像を披露することになった。 今回のビデオ映像はほんのわずかだったが、エリマキアブの捕食シーン。こういう映像はおそらく国内でもほとんど公開されたことがない稀なものだろうと思う。
他にも自称、世界初というアメバチ類の繭作りの連続写真も紹介してみた。こういう写真などは、以前なら平凡社の「アニマ」などで発表できたのであろう。しかし、今の出版業界ではこういった昆虫写真の最新テーマを取り上げるような気力は全く失ってしまったようだ。
一方で昆虫写真をめざす若手にも、あらたなチャレンジに挑むようなユニークで 元気な者が見当たらない(若干元気で頑張っている方もいるが)。みんな撮影技術は高度にはなってきているが、撮影内容について言えば、個性が薄いのである。そして冒険をしようとはしない。まず既存の需要に応えることには熱心で、それはいかにも堅実だが、私から言わせれば面白くないのである。 | |