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アブラギリとオオキンカメムシ 2008/07/09
 先月、北郷町の山中でアブラギリの木を何本か見つけた。北郷町は三股町のお隣で、そのポイントへは20分弱で行ける。

 気になっていたので今日は様子を見に行ってみた。
 すると一本のアブラギリに4匹のオオキンカメムシのメスが互いに離れて止まっていた(写真上、中)。
 よく見るとメスのお腹は大きく膨らんでいる。アブラギリの実はまだ小さく、これからもっと太っていくはずだ(写真下)。

 オオキンカメムシのメスが産卵する木は、たくさんあるアブラギリの中でも一箇所に集中するようで、その産卵樹に出会えるのはかなり稀のような気がする。
 ふ化した幼虫たちが成長するには、アブラギリの実の汁が必要であり、たくさんの数が群れる。

 産卵時期はもう少し先だ。また一週間後くらいに行ってみようと思う。

(写真/E-3  50-200ミリズーム ストロボFL-36R使用)新開 孝

夕立 2008/07/08(その4)
 朝から日射しは厳しく、日中の温度は30度を超した。

 暑さのせいだろうか?パソコンの調子が急におかしくなった。MacもWindowsも両方とも変だった。
 とくにi-Macデスクトップは、これまでに経験したことがない大きな黒シルクのでっかい警告が現れた。しかも「ピーコン!!ピーコン!!」と警告音もうるさく鳴り響き、「すみやかに再起動する必要あり!」と脅すような掲示。
 仕方が無いので電源ボタンの長押しで一旦シャットダウンさせる。このあと何事もなかったように再起動できた。しかし、妙なことに開封済みの受信メールが再び一気に36件も舞い込んで来た。「なんじゃ、これは!?」

 Windowsのバイオも滅多にないフリーズ状態が生じた。暑さの影響もあるのだろうか?Windows内のOLYMPUS Studioのアップデートをしようと試みたが、今度は無線LANがまったく機能しない。

 午後5時前ころ、激しい夕立となった。雷も頻繁にゴロゴロとなる。慌ててパソコンの電源は落とし、コンセントも引き抜いた。今日はとくに神経質になる。

 激しく降った雨が止むと、霧がたちこめた(写真)。

(写真/E-3   14-54ミリズーム)

※新開への連絡は、yamakamasu@shinkai.info  まで。新開 孝

気になる獲物 2008/07/08(その3)
 今日もまた真夏日であった。気温は30度を超す。

 野外撮影を予定していたが、室内でやらねばならない仕事がいくつか重なって、結局今日は外出できなかった。
 
さて、忙しいなか昼食の後で庭に出てみた。するとアオメアブが何やら獲物を抱えていた(写真上)。獲物はトゲヒシバッタだろうか?

 そのアオメアブの少し奥では、ハエトリグモが獲物を捕らえていた(写真下)。ヤハズハエトリのメスではないかと思うが、本種のメスとよく似たオスクロハエトリのメスとの区別は難しいようだ。
 で、その獲物は蛾類の幼虫のようだが種類まではよくわからない。

(写真/E-3  シグマ105ミリマクロ)新開 孝

樹液のお客さん 2008/07/08(その2)
 樹液を好む虫の種類はたいへん多い。
 ほとんど必ずと言っていいほど樹液に来ている種類もいれば、ときたましか見かけない種類もいて、だから毎日、樹液から目が離せない。
 今日はどんな虫が来ているだろうか?と、いつも期待して歩み寄ってみる。

 昨夜は美麗種のベニスズメが来ていたが、懐中電灯の光りを嫌ってすぐにも去ってしまった。夜にやって来る顔ぶれもガラリと変わるけれど、光りに敏感な種類もいて撮影や観察にも一工夫が必要だ。

 今日の昼間、モモブトシデムシのメスが来ていた(写真/左下)。本種は動物の死骸などにやって来るが、こうして樹液に来るのは初めて見た。

(写真/E-520    35ミリマクロ+FL-36Rストロボ2台、RCモード使用)

 新開 孝

樹液の朝 2008/07/08
 午前5時半ころ。
 クヌギ樹液には、クロコノマチョウ、クロヒカゲが集まっていた(写真上)。
 ウスイロコノマチョウも一度姿を見せたが、すぐに飛び去ってしまった。

 さて、ここ宮崎県内にはヒカゲチョウが分布していないことを知ったのはつい最近のこと。調べてみれば、九州におけるヒカゲチョウの分布はかなり奇妙に思える。まずその分布全体は北部中央に偏っており、福岡県では低地に、熊本、大分両県では山地にのみ分布している。しかし長崎、佐賀、宮崎、鹿児島での採集記録は無い。

 東京の清瀬市にいた頃は、近所の雑木林などにヒカゲチョウは普通に見られた。薄暗い環境を好むクロヒカゲについては、少し山地よりに多く清瀬ではあまり見かけなかった。
 学生時代を過ごした四国においても、河川敷の雑木林林縁などでヒカゲチョウが見られ、クロヒカゲはほとんど山地にのみ生息していた。
 四国の愛媛、そして東京都と生活場所が変わってきた中で、クロヒカゲとヒカゲチョウの分布の状況がずいぶんと様変わりしてきた。

 で、クロヒカゲはここ九州では平地に広く見られ、三股町にあるうちの林でもクロヒカゲはたいへんに数が多い(写真中)。少し出歩いてみれば、メダケなどでクロヒカゲ幼虫に遭遇する機会も多い。クロヒカゲもまた、九州固有の分布状況にあるわけだ。

 あの「ウサギ顔」のヒカゲチョウ幼虫に会えないのは少し寂しい気もする。しかし、身近な昆虫であっても日本全体を視野に入れてその分布状況を眺めてみれば、興味深い事実があって、生き物の不思議をあらためて強く感じる。
 昆虫各種の細かい分布データなどは、全国各地のアマチュア研究家の方々達がコツコツと蓄積してきた貴重な成果。分布データを裏付けるには標本が必要であることは言うまでもない。

 午前8時も過ぎると日射しがきつくなってきた。クロコノマやクロヒカゲたちは全部、暗い林へと撤退し、替わりに現れたのがゴマダラチョウだ(写真下)。

(写真上、中/E-520  35ミリマクロ+1.4倍テレコン)
(写真下、E-3     シグマ105ミリマクロ)

 新開 孝

夕焼け 2008/07/06(その2)
 昨日の登山は生憎、天候不良だったがそれなりに楽しめた。
しかし今日はまさに夏本番。気温は平地では35度を上回っていたようだ。

 霧島山からうちに戻ってしばし。日没時には見事な夕焼けを見る事が出来た。

(写真上、中/E-3  14-54ミリズーム)
(写真下/E-3    50-200ミリズーム)

新開 孝

雲泥の差とは 2008/07/06(その1)
 昨日は家族で霧島山の最高峰、韓国岳(からくにだけ)に登った(写真上/5日)。

 天候は曇りで、とくに6合目から上は霧にすっぽりと覆われていた(写真中/5日)。
えびの高原から韓国岳への登山ルートは、霧島山系のなかでももっとも登り易い初心者向きコース。1時間程度で韓国岳頂上の火口縁に着く。しかし着いたものの視界は10メートルそこそこしかなく、風も強く吹いて肌寒かった。
 岩陰に隠れるようにして昼食のおにぎりを食べたが、最高峰の頂きにあっても眺望がまったく無いというのはかなり寂しい。

 登山を終えてからは霧島温泉郷のホテルに投宿。ゆっくりと温泉を楽しんだ。霧島温泉は今回が初めてだが、こんなに近い場所(うちから50分程度)だからこれからも頻繁に訪れてみたい。

 で、本日は打って変わって晴天!それもかなりの猛暑。霧島神宮や高千穂河原を巡ったあと、高千穂牧場で昼食。
 昨日が今日みたいな天気だったらなあ!と残念無念の思いで、高千穂峰を牧場から眺めるのであった(写真下)。

 昨日、野球部の練習を休んでの登山参加に、長男は機嫌が悪かった。しかし一旦、登山道を歩き始めると一番思い荷物を背負って先頭を歩く。さすがに若くて体も軽いから、運動能力は一番だ。中一の長男は、どうやら山登りが気に入ったようで、今日などは高千穂峰に登りたい!と言い出した。
 
 昆虫写真家に、原則として休日は無い。無いけれどたまには下見を兼ねての家族旅行も良いかもしれない。
 

 

 新開 孝

ツユクサ 2008/07/05
 ツユクサは朝に咲く。
 そして昼も過ぎると、花は閉じてしまう。

 じつはそのことを知ったのは20数年前の事。植物に詳しい方や普段から草花をよく見ている方からすれば、当たり前のことなのだろうが、当時のぼくは意外な発見と感じた。
 どこにでも生えていて、どこへ行っても見かける草花でも、知らない事のほうが多いのだろう。

 玄関脇のササには、今朝もゴイシシジミが来ていた。

(写真/E-520  50ミリマクロ)

 先日、昆虫写真家の先輩、Fさんに用事があって電話した。

 用件を済ませてから互いの近況の話となり、ぼくはそれとなく今、行き詰まっている撮影についての話題に入った。Fさんは、ぼくが知りたかった撮影の段取りを快く教えてくれた。聞いてみるとなる程なあ、と思えるがそのテクニックを得るにはずいぶんと時間や手間暇が掛かっているはずだ。聞いたのがぼくだから教えてくれたのかもしれないが、さすが先輩の余裕だなあ、と感じたしだい。新開 孝

燈台下暗し 2008/07/04(その1)
 夕方、犬の散歩から戻って庭の水まきなどしていた。
 玄関脇の植え込みにも丹念に水まきしていると、シジミチョウが飛び出てきた。飛び方からしてヤマトシジミやツバメシジミでもなく、ましてやウラナミシジミでもない。   
 
 目の前に飛び出してきたのは、ゴイシシジミだった(写真上)。
 遠くまで飛び去ることなく、狭い範囲をゆったりと飛び交う。それもそのはず、庭の一角に植えられたササの葉裏には、ササコナフキツノアブラムシがびっしり(写真中)。

 ゴイシシジミは、このアブラムシの甘露を餌として吸う(写真下)。
 このあと産卵行動も見られた。つまり写真の個体はメスだったのだ。

 そう言えば思い出す。去年、この場所ではセグロベニトゲアシガを撮影している。本種の幼虫もササコナフキツノアブラムシを餌とする変わった習性の蛾だ。そのときには、まさかすぐ傍にアブラムシが発生しているとは気付かなかった。ゴイシシジミにしても、去年は死骸を一匹見つけただけ。
 
 (写真/E-3  50ミリマクロ、内蔵ストロボ使用)

新開 孝

愛宕山とは 2008/07/04(その2)
 「愛宕山」という名称は全国に数知れず多い。
 例えば、かつてぼくが頻繁に訪れていたキバネツノトンボの濃い産地も、「愛宕山公園」だった。そこは群馬県の水上。想い出多いフィールドだ。ヤマビルも多かった!!

 さて今日は宮崎県北部で最大の町、延岡市に出向いてみた。

 延岡は数年前の竜巻の被害などでも有名になったが、この町には標高251メートルの愛宕山がある。ここの頂上には放送局やNTTなどのアンテナ設備がひしめいている(写真上)。今日の目的は「赤いカメムシ」の探索だった。しかし、とりあえず愛宕山とはどういう環境か、それを見ておく必要がある。まずは頂上へと登ってみた。

 頂上には奥の院と呼ばれる、神社があった(写真中)。詳しいことはわからないが、ここへお参りする人も多いようだ。そして気になったのがこの物干(写真下)。ワイヤーハンガーとともに、枝又がくくりつけてある。これは単に引っ掛け棒なのだろうが、一体何を干すためなのか?おそらく作った方が楽しんでいたのであろうとも想像できる。なんのためか、などとは野暮な質問かもしれない。

 さて、目的の虫は見つかるのか?まああせらず、歩くしかない。

(E-330  14-54ミリズーム)新開 孝

赤いカメムシに会う 2008/07/04(その3)
 ぼくが宮崎に、そして九州に引っ越した理由は一言では説明できない。

 これまでにもずいぶんと質問を受けてきたが、そのたびに答えてきたことは、そのときどきで、微妙に違ってきたように思う。ほんとうに全部を最初から説明して語ると、それはもう一冊の本にでもなってしまいそうだ。

 赤いカメムシ、ベニツチカメムシを撮影してみたい、そう思ったのはもう10年も前のこと。東京に暮らしていると、ベニツチカメムシははるか遠い存在だった。その東京暮らしは25年間も続いた。

 さて、宮崎県延岡市の愛宕山ではベニツチカメムシが確かに生息していることだけは、地元の方のブログを拝見してきてわかっていた。だが、問題は具体的にどの場所でどのように繁殖しているのか?それを知らない限り、当たり前だが生態の場面を撮影することはできない。

 そこで今日は宮崎県内の最も有力な情報源のある、愛宕山を訪れてみた。うちからは車で約2時間半。同じ県内とはいえ、南北に遠く離れた町だ。

 初めて訪れた愛宕山を右往左往するうちに、直感的にここが怪しいと感じた山道があった。そしてやはりいたのである、赤いカメムシが。
 落ち葉の上に点々と見つかる赤いカメムシが(写真上)。ほとんどが4令幼虫たちだ。

 このベニツチカメムシたちの生活をしっかりと観察し、撮影したい。それが九州へ、そして宮崎にやって来た理由の一つだと言っても、間違いは無いだろうと思う。

 なかなか見つからなかったメスの成虫も、帰り際になってようやく姿を現してくれた(写真下)。

 

(写真/E-520   35ミリマクロ+1.4倍テレコン)

※ 新開への連絡は、yamakamasu@shinaki.info  まで。

(訂正)当初、「3令幼虫」としていましたが、「4令」ではないかとの御指摘をいただき調べてみると、やはり「4令」でした。訂正致します。
新開 孝

近所の田んぼ 2008/07/04
 一昨日、犬の散歩がてらコガタノゲンゴロウを採集してみた。田んぼ(写真上)を覗き込むと、稲の若苗の合間をスイー、スイーと泳ぐ姿があった。去年は手掴かみで採ったが、今回は柄の短い網を用意していた。3匹見つけて捕獲に成功したのは2匹。どちらもメスだった(写真中)。

 この時期の田んぼでコガタノゲンゴロウが繁殖するのかどうか知らない。むしろ分布拡大時の移動個体ではないだろうか?と思えたりする。よくわからないが、ともかくコガタノゲンゴロウはカッコいい。文字通りゲンゴロウよりか一回り小さいが、姿形はゲンゴロウとほとんど一緒。それでも昆虫のなかでは大きいほうだ。。

 捕らえたはいいが、さて撮影の段取りは?
 ひとまず水草を入れた小さな水槽で待機願うことにした。

 ところが。今朝になっていない!!2匹とも。
 それもそのはず、蓋がとれて地面に落ちている。水槽は家の外に置いておいたのだが、昨夜最後に確認したのが午後8時ころ。そのときは蓋もしっかり閉じていた。
 コガタノゲンゴロウが中から押し開けることは、足掛かりもないことで無理なはず。で、ふと足下を見ると餌の煮干しをくくりつけておいた細い針金が落ちていた。煮干しは消えている。これはどうやら外部から何者かが、煮干しを狙ったという可能性も高い。もっとも何らかのはずみで蓋がとれ、コガタノゲンゴロウが逃げたあとで、地面に落ちた煮干しをさらっていたものがいた、という推理も成り立つ。いづれにせよ、屋外に置くならもっと厳重なガードをしておくべきだったろう。

 ヒメボタルが多数生息している杉林の一角で枝の下刈りがされていた。谷津田の奥につながる細道は昼間でも薄暗かったが、これで明るくなり風通しも良くなった(写真下)。植林の杉は手入れされず放棄状態のままの林も多い。これは何とかならんものかと思う。

(写真/リコー Caplio GX100/撮影は一昨日)

 新開 孝

オオムラサキの南限地 2008/07/03
 ぼくの住む三股町やそのお隣の都城市に、オオムラサキは生息していない。
ところが少し北上して小林市まで足を伸ばせば、そこがオオムラサキ分布の南限地となっている。ある意味ではたいへん興味深い生息地だ。

 前には自分ひとりの力で探してみよう、などとたいそうな決意を書いたが、やはりここは地元の方達が長い時間を掛けて積み重ねてきた情報に頼るのが賢明だと、すぐにも思い直した。自ら探し出すこと自体にも意義があるが、むしろ今の自分が為すべきことはそのことより別にある。いまさら何を若者ぶっておるのか、と頭を冷やした。

 さて、小林市の山奥に案内していただいたのであるが、ほんとうに谷深い環境だ。渓流に沿って林道はどこまでも延々に続くかのようだ。川沿いにエノキもあり、そしてこの辺りでの樹液はほとんどがハルニレかクリ。クヌギも多いが大きい木はほとんど見かけない。大きなのはコナラだが数は少ない。

 ちょうどイシガケチョウの最盛期で、あちこちで飛翔したり訪花する姿が多く目につく。アオスジアゲハの吸水集団も久しぶりに見る。ミヤマカラスアゲハの夏型オスも吸水していた。サカハチチョウの夏型もピカピカ。

 結局、オオムラサキの雄姿を見ることはできなかったが、ある小さな小学校の校庭の片隅にあるエノキで、蛹の羽化殻を見つけた。ぼくはこれでずいぶんと満足できた。ここの学校は全児童数が13人ということだ。ちょうどお昼休みで運動場に出て来たお友達とお話もできた。

 運動場には樹齢135年という大きくて立派なイチョウの木がある。その樹のすぐそばに噴水があって、噴水の池にはイモリがたくさん泳いでいた。なんとも素敵な場所だなあ、と眺めているとイチョウの幹にはこの池で育ったヤブヤンマの羽化殻がいっぱいくっついていた。

 他にもここの小さな校庭ではいろんな発見があったが、そちらは今日案内していただいた方の ブログ を見ていただければ、と思う。

(写真/E-3  8ミリ魚眼)新開 孝

緊急避難! 2008/07/02(その1)
 デジタルカメラに移行してまだ4〜5年。すでに銀塩フィルムを使うことは皆無となってしまった。

 それでもポジフィルム写真のストックは、過去15年間に撮り貯めたものだからかなりの量になる。その保管方法は4×5版(しのごばん)のフィルム箱に納め、それをスチールキャビネットに整理している(写真上)。ところが先日、4×5版の箱にカビが発生していることに気付いた。去年の今頃にも一部の箱で発生したが、今回はほとんどの箱にカビがきていた。東京では経験が無いことでさすが南国宮崎!と感心している場合ではない。去年のうちに対策を講じておくべきだった。

 ポジ写真そのものは大丈夫なので、ともかく4×5版箱から全ての写真スリーブを抜き出し、一時避難させる作業がこのところ連日続いている。量があるし分類別に抜き出しておかないと後で厄介だ(写真下)。したがって、毎日空いた時間を小刻みに使いながらの作業。たいへん効率が悪い。本来、こうした作業は冬にすべきことだが仕方が無い。

 4×5版箱は、無事だった空き箱も含めて全て廃棄処分。スチールキャビネットは空にしてから消毒し、後で送風ファンを設置するつもりでいる。24時間、微量ながらもキャビネット内に通風することで、乾燥を維持しようと考えている。

 さて、デジタル写真の保管方法もHDDに頼っているだけで、たいへん危うい状況。こちらのバックアップ体制も早く何とかしなければならない。

(写真/Caplio GX100)
新開 孝
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