| 今日も金華山に渡った。
早朝は晴れ間もあったがそれも束の間で、午前中いっぱい雨となった。日曜日ということもあって参拝の観光客は多い。そういう人々の喧噪を雨宿りしながらボーッと眺めているうちに、正午過ぎになってようやく雨が止んだ。 金華山の島内でも神社付近には特にニホンジカが多い。これは餌場といえる芝地が多いことと、観光客らの餌やりのせいだろう。
そして秋の今頃は、ニホンジカの発情期でもある。 なんとも悩ましい泣き叫びというか、甲高い声が昼となく深夜となく森からこだまするのである。 そういえば宿で観ていたテレビのクイズ番組で、司会者の島田紳介が「シカのメスいうて、いや〜ん、おえ〜、とごっつい声で鳴きよるんでえ〜!人間の女性みたいに、ほんまやでえ〜!」と悶えるようなジェスチャーで話ていたが、それはあながち誇張しているわけではなく、ほんとうに凄まじい鳴き声である。 ただし、私もシカの生態については詳しくないが、その悩ましい声を発するのはオスでしか見ていないので、もしやオスの求愛鳴きではないかと想像している。
それにしても写真のオス鹿はいかにも男前だ。メス鹿はずっとキッスを続けて止まないのも頷ける。 (OLYMPUS E-300 ED50-200ミリズーム使用) | |