| デジタルカメラに移行してまだ4〜5年。すでに銀塩フィルムを使うことは皆無となってしまった。
それでもポジフィルム写真のストックは、過去15年間に撮り貯めたものだからかなりの量になる。その保管方法は4×5版(しのごばん)のフィルム箱に納め、それをスチールキャビネットに整理している(写真上)。ところが先日、4×5版の箱にカビが発生していることに気付いた。去年の今頃にも一部の箱で発生したが、今回はほとんどの箱にカビがきていた。東京では経験が無いことでさすが南国宮崎!と感心している場合ではない。去年のうちに対策を講じておくべきだった。
ポジ写真そのものは大丈夫なので、ともかく4×5版箱から全ての写真スリーブを抜き出し、一時避難させる作業がこのところ連日続いている。量があるし分類別に抜き出しておかないと後で厄介だ(写真下)。したがって、毎日空いた時間を小刻みに使いながらの作業。たいへん効率が悪い。本来、こうした作業は冬にすべきことだが仕方が無い。
4×5版箱は、無事だった空き箱も含めて全て廃棄処分。スチールキャビネットは空にしてから消毒し、後で送風ファンを設置するつもりでいる。24時間、微量ながらもキャビネット内に通風することで、乾燥を維持しようと考えている。
さて、デジタル写真の保管方法もHDDに頼っているだけで、たいへん危うい状況。こちらのバックアップ体制も早く何とかしなければならない。
(写真/Caplio GX100)
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