| 駐車場へ向かう途中、地面に仰向けの幼虫を見つけた。ハナムグリ類の幼虫だろう。体長は21ミリ程度。炎天下にさらされては、いずれ干涸びて死んでしまいそうだ。それよりか何故、こんな場所にころがっていたのか? 生死も定かでないが、とにかくうちに持ち帰ることにした。いずれころがっていた理由のヒントくらいはわかるかもしれない。そしてよくもまあ、私の目にとまるまで鳥の餌食にならなかったものだ。 そんな謎の物体、ハナムグリ幼虫には、こんな仰向け状態で這い歩く習性もある。もしかしてどこぞへ移動の途中であったのか?いやいや、こやつはピクリともせんぞなもし。
『新開孝からのまたもやお知らせ』
体調が戻ったばかりですが、明日から2泊3日で山梨の長坂町へ仕事に行きます。仕事の内容はビデオ撮影のお手伝いです。夜の撮影もあり、ちょっと体力に心配ありですね。この間は「ある記」更新もお休みします。
そして今回の体調不良と重ねて、つくづく自分の年齢も考えてみました。するとこの手の仕事からはもう手を(足を)退かねばと思い始めています。生物コーディネーターと表現すれば聞こえはいいですが、そもそもこの手の仕事は、いわば便利屋みたいなものでもあり、ただただ苦労するわりに報酬は極端に少ないのです。というか仕事として今の社会では成立し得てない、そう捉えるべきでしょう。 以前、映像の仕事の現場ではこうした下働きもいい作品を造る上では欠かせない重要なポジションであり、ギャラは安くてもやりがいあり、と書いた私ですが、いろんな仕事が錯綜するなか、そして自分の体は一つという大原則を振り返ってみれば、もうそろそろサービス精神ばかりで突き進んではいかんなあ、と反省しているわけです。 昆虫写真家、新開孝のやりたい仕事、やるべき仕事とはいったい何でしょうか。 山梨の仕事から戻ったならば、またこの話題に少し触れたいと思います。
| |