| オニグルミの葉裏でしゃきんと体を伸ばしているのが、モンホソバスズメ幼虫だ(写真上)。明日には脱皮する様子。そしてコナラの葉裏で同じく脱皮を控えているのはエゾヨツメ幼虫である(写真下)。エゾヨツメの方はこの脱皮で終令幼虫となる。 エゾヨツメの蛹はちなみにこのような粗い繭の中(写真下、蛹はメス)。落ち葉の間で繭を紡ぎ来年の春まで蛹で過ごす。エゾヨツメは関東地方では山地よりに生息しており写真の幼虫も群馬の知り合いの方から譲ってもらったもの。 私は以前、群馬の水上町(5月)でコナラの幹に産卵されていた卵を見つけ飼育したことがある。しかしそのときは終令幼虫まで育ったものの、おそらくは薬剤散布を施されたコナラの葉をうっかり与えてしまい、全滅させた苦い経験がある。 今回、初めてエゾヨツメの繭と蛹を見ることができた。 | |