| 本日は蒸し暑く陽射しも強い。午前中、マンションの裏の草地に出てみるとササグモの脱皮直後の姿に出会した。体がほっそりとしているのでオスのようだ(写真上)。ふと近くを見るとあちこちにササグモが多数佇んでいる。このクモの生息密度がやたらと高い、その理由もすぐにわかった。昨日草刈り作業が行われ、私が踏み込んだ草むらはかろうじて刈り残された狭いユートピアであったのだ。そうしてしばらく眺めているとお腹のでっぷりとしたメスの個体もけっこう見つかる(写真下)。
(EOS-1D マーク2 100ミリマクロ使用)
EOS-1D マーク2を使用する頻度が少なくなった。このカメラは野外で昆虫写真を撮影するにはまったく向かないからだ。主に望遠レンズなどをつけてのスポーツ写真を想定して設計されたカメラだから、小さい昆虫という被写体を狙う仕事ではやたらでっかいカメラ本体が邪魔で仕方が無い。例えば地面すれすれのアングルをとりたくてもカメラ下部のバッテリー室部分が大きくでっぱていて、どうしようもないのである。そしてとにかく無意味に重い。 今はOLYMPUSのフォーサーズシステムをメイン機材として使っているが、それでもレンズの選択といった制約から、EOSシリーズもしばしば使用せざるを得ない。そこでけっこう重宝するのが超小型ボディのキッスデジタルNである。 画質と価格のバランスがとにかくいいのであり、仕事にも充分使えるカメラである。 | |