| これまでツマキチョウの蛹は何度も見ているし、撮影もしたことがある。 しかしながらあのツンっ、と尖った蛹の頭の形はどうやってできるのだろうか?と不思議でならなかった。その謎が本日、解明できたと思う。 朝から蛹化しそうな気配の幼虫を見つけた。といっても、飼育していた幼虫のこと。うちではベランダ越しに手を伸ばせば、今年はいくらでもツマキチョウ幼虫が手に入るのだ。この幸運を見逃すわけにもいかない。そんな飼育組のうち、一番に蛹化準備に入った幼虫を今朝から時々、監視していたのだが、その幼虫(前蛹)は午後6時過ぎになってようやく蛹化脱皮を始めたのである。下の子供を保育園から連れ戻ってしばらくしてからのことであった。ギリギリ、セーフ! ツマキチョウの前蛹のその姿をいくら眺めていても、まるでバラの刺のような蛹の姿を想像するのは難しい。どうしても結びつかないのである。おお、しかしながらその不思議は、なんと!あの尖り頭は最初は折れ曲がっていたのである!!きっちりと折りたたまれていた頭が、しだいに真っすぐに伸びていくのであった!まるでサンタクロースの帽子に手を突っ込んでいく感触、とでも言えようか。
(OLYMPUS E−300 マクロ50ミリ テレコン使用) | |