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キアシナガバチ女王 2005/03/08
今日は町田市のとある谷津田に赴いた。来週予定しているNHKテレビ、野外収録のロケハンの仕事であった。私はコーディネーターとして現場を案内するのであり、今回は出演しない。
気温は17度を上回り、地面を歩いたり空を舞うナナホシテントウがよく目につく。しかしチョウは期待していたほど出てこない。キタテハが2匹、モンキチョウが1匹と寂しい限りだ。十数年前に比べるとここ町田市周辺の自然もずいぶん様変わりしたものだ。昆虫の種類、数ともほんとうに減ってしまった。どこもかも休耕田となり稲作が減ってしまったことも、周辺の自然と密接に関係しているだろう。
この辺りでまだヒキガエルの産卵は始まっていないようだ。キブシの花芽も少し膨らんだ程度。カントウタンポポが地面に這いつくばるようにして数株、花を咲かせていた(写真上)。
田んぼのあぜ道を低く舞うキアシナガバチを見つけた(写真下)。今頃、姿を見せるアシナガバチ類は皆、冬を無事乗り越えた女王バチだ。巣作りを始めるのはもう少し先の4月に入ってからだろう。

町田市の隣、横浜市麻生区黒川にも回ってみた。ちょうど国士舘大学の裏手にあたる谷戸である。しかし、そのあまりの変貌ぶりに驚愕してしまった。なおかつ不法投棄までも凄まじい。かつて私が通い詰めたクリ林にはヒゲブトハナムグリが乱舞し、キカマキリモドキが次々と飛び出し、キンアリスアブ、アリスアブも足下にわんさかいた。そんな光景は、もはやあり得ない夢のような昔物語となって完全消滅していたのである。
新開 孝

モモスズメの蛹 2005/03/06
地面の浅い所からモモスズメの蛹が見つかった(写真上、中)。モモスズメの幼虫はヤマブキの葉っぱを食べて育ち、地面へと降り土中で蛹となったものだ。蛹になった時期は10月のおわりころだろう。土中で蛹越冬をし5月ころ羽化するようだ。モモスズメは年2回成虫が出る。
モモスズメの蛹の特長ははっきりとしていない。強いて言えば頭部のギザギザとかであろうか。体長は4センチ前後。顔を正面から見てみると土偶を思い起こす(写真下)。

『雑誌掲載のお知らせ』

ナショナルジオグラフィック日本版の今月号、「日本新発見」という頁に私の撮影したカギシロスジアオシャクの写真が掲載されています。この幼虫との出会いは拙著「珍虫の愛虫記』でも少しふれていますが、季節が変わるたびに驚愕の連続でした。こういう自分にとっての発見が潜んでいるのが自然界であります。まさに未知の秘境を探検するような気分を楽しめます。
新開 孝

春の予感 2005/03/03(その2)
税務署からうちに戻って、ふと中里の雑木林を眺めてみると
梢がうす茶色に染まっていることに気付いた(写真上)。
イヌシデの芽が膨らんできたのだ(写真下)。雑木林のなかでももっとも早く芽吹くのがイヌシデだが、回りの木々が白っぽく寒々しいなかでほんのりと赤っぽくも見える塊は、早くも春の到来を感じさせてくれる。たしかに暦上ではもう3月だ。しかし、東京は今夜あたりから雪になりそうだと、天気情報には出ている。

(OLYMPUS E-1 14-54ミリズーム使用)
新開 孝

オニグモふたたび 2005/03/03(その1)
一昨日、ベランダで分散したオニグモの子どもたちだが、
今日は倍率を3倍にして撮影してみた。写真はさらにトリミングしてある。クモの子は体長1ミリくらいしかないので、これを画面で大きく撮影するには撮影倍率で6倍は必要だ。しかし、もうそうなるとカメラを手持ちとはいかない。しかもクモは糸の先でゆらゆら揺れたり、かと思うとすばやく糸を手繰って上へと登ったりするので、三脚にがっしり固定してもファインダーに捉えきれず撮影は不可能だ。
そこで手持ち撮影限界の3倍あたりで撮影してみたわけだ。それでもカメラを構えた肘を固定するための三脚は必要だ。
ところで、今回のクモをオニグモと断定しているが、これはあくまでも模様や体型からの推測であることをお断りしておこう。種名についてはオニグモの仲間くらいという程度しかわからない。クモの図鑑にふ化直後の幼体の姿までは載っていないからだ。

(EOS-1D Mark2 MP-E65ミリ使用)新開 孝

オニグモの子供、散る! 2005/03/01
今日は良い天気にもかかわらず一日、室内作業だ。
毎年ながら確定申告の書類作りであるから仕方がないのだが。
しかし夕方近くなってベランダに出てみると、えらい騒ぎに出くわした。
それはクモの子供らが無数に群れ、糸を引いて空中を右往左往している光景だった。どうやらベランダの片隅に産みつけられたオニグモの卵塊がふ化していたらしい。それが暖かい日射しを受けて一斉に分散したようである。
学研の図鑑「クモ」を開いてみると、一つの卵塊には500個もの卵が入っているそうだ。無数にも思えたクモの子らはそれだけの数いたことになるだろう。
風になびいた糸にすがり、そのまま大空へと舞うものもいる。なんとも幻想的な旅立ちではないか。だがしかし、そういう気ままな旅立ちのほとんどは鳥などの餌食になっていくに違いないのである。新開 孝

「川虫」マダラカゲロウ科 2005/02/28
昨日の高麗川では多数の川虫を見てきた。そのなかで撮影したものがカゲロウ目、マダラカゲロウ科のトゲマダラカゲロウ属の一種だ(写真上)。体長は1センチ前後。うすべったい体型は流れのある川底にしがみつくのに都合がいいらしい。前足はがっしりしていて頭にはツノが生えている。どうやらこのがっしりした前足で他の水生昆虫を捕えるらしい(写真下)。川虫の体は全般に地味な色模様で、川底に堆積した落ち葉などに紛れ易い。体の特長やつら顔をじっくり見たければ、容器に掬いとってみるしかない。
そもそも川虫観察をおこなうには、腰まである長靴や玉網、ほかバットやピンセットなど道具立てもおろそかにできない。冷たい水に手を突っ込むので肘まである防水防寒手袋なども欲しいところだ。
川虫の名前を覚えていくのは結構大変な作業のようだ。しかし、気になるのはその生活ぶりである。よく名前のわかっている種類でいいから、いずれじっくり川虫の一生も撮影してみたいものだと思った。

(EOS-1D Mark2 MP-E65ミリ使用)新開 孝

高麗川の「川虫」を撮る 2005/02/27
埼玉県飯能市、高麗川(写真上)に赴いて「川虫」を探してみた。
渓流に降りて、水のなかを覗いてみるとそこは実に生物の多様な世界に満ちていることがわかる。小さな網を流れに向かって掬ってみれば、たちまちカゲロウの類いが何匹もかかる。石ころをめくれば糸で綴ったトビケラ類の巣が無数にあり、川虫たちは探すまでもなく、水流世界に満ちあふれている。
今日は仙台市の昆虫写真家、中瀬潤さん(写真中、下)をご案内した。「川虫」を主要テーマになさっている中瀬さんに教わるのだから、これは心強い。中瀬さんのHPはリンクしているのでそちらもご覧いただきたい。とにかく現場で「川虫」の名前を次々と聞ける機会はそうあるものではない。私も「川虫」初心者としてたっぷり楽しむことができた。
「川虫」の写真は明日にでもアップしてみたい。新開 孝

コマダラウスバカゲロウ幼虫 2005/02/21
裏高尾、日影沢の林道を歩いてみた。
午前中は曇っていたが昼前から青空が出た。林道のわきには雪が残っていたが、日射しが嬉しいほど暖かい。遠くからホラ貝を吹く音色が響く。これも心地よい。
山間の空気が澄んでいるのがよくわかる。
さて、崖の岩にはうす緑色や水色の地位類の粉がびっしりと張り付いている。
近づいて丁寧に見ていけば、こんもり盛り上がったドームがいくつもあった。
中にはそのドームにぽっかりと口を開けたものもある。ドームの下には直径5ミリ程度の球体が納まっており、こちらにも穴があいている。
この球状物体はコマダラウスバカゲロウの繭である(写真上)。
なにさまドームも繭本体も地位類の粉で覆われているので、よく見ていかないと見落としてしまう。繭は昨年の夏に成虫が出たあとの殻である。繭がたくさんあるから、冬越ししている幼虫も見つかるだろうと探してみた。これがなかなか見つからなかったのだが、ようやく一匹だけ見つかった(写真中、下)。赤丸で囲った中に幼虫がいる。そこをトリミングしたのが下の写真。しかし、幼虫の体も地位類で偽装しており、これまたどこが頭やら腹やらすぐには判りづらい。
コマダラウスバカゲロウはアリ地獄のウスバカゲロウの仲間だが、すり鉢状のアリ地獄は作らない。こうして岩場や樹木についた地位類に潜み、そこを出入りするイシノミやコケガ類、クモなどを待ち伏せて餌にしているのだ。
幼虫は年中見かけるが、成虫はその気になって観察しないと滅多に見つからない。
成虫を確実に見るなら、繭から羽化して出てくるところか、産卵に飛来するところをねらうのがいいかもしれない。ただし夜の観察になるだろう。新開 孝

奄美大島のアカボシゴマダラ 2005/02/19
ゴマダラチョウの幼虫は秋にエノキの幹を伝って落ち葉の下に降り、地上で越冬することはよく知られている。しかし当『ある記』でこれまで注目してきたように、稀に樹上越冬する場合もあることもかなり以前から調べられている。
ほとんどのゴマダラチョウ越冬幼虫が、茶褐色の体色となり落ち葉と一体となった姿で冬を過ごす事実は、私たち人の感覚に照らしても納得し易い。

ところで、この樹上越冬というスタイルがむしろ当たり前の習性として知られるチョウがいる。それは国内では奄美大島と徳之島だけに生息するアカボシゴマダラだ。このチョウはゴマダラチョウと同じHestina属であるが国外では中国、朝鮮半島、台湾に分布し、日本での極めて極限された分布は大きな謎を秘めている。
さて、本日は私が1994年に奄美大島で撮影したアカボシゴマダラ越冬幼虫を紹介しておこう(写真上、中)。撮影時期は2月で幼虫が見つかった木はクワノハエノキ(リュウキュウエノキ)である。ついでにこの年の前年、9月に撮影した♀成虫の写真(写真下)も添えておこう。
アカボシゴマダラは奄美大島と徳之島にしか生息していないが、現地では意外と普通に見かけるチョウのようだ。とりわけ越冬幼虫探しは初めての試みにもかかわらず、目星を付けた最初のクワノハエノキで見つけることができた。
このときはビデオクルーの撮影コーディネーターとして仕事に参加していたのだが、ビデオ撮影を開始したころから雨がポツポツと落ち始め、あせったことが今では懐かしい。

『出張撮影ではより太る日々!』

今週も「ある記」を数日間休んだ理由は、標本出張撮影の仕事があったからだが、こういった仕事では編集者などスタッフも一緒に行動をとるので、毎日の食事もきっちりと外食になる。普段、一人でフィールドを巡る場合なら体調の具合も考慮して「今日の昼はおにぎり一個で済ませておこう」などと気ままなメニューの選択も可能だが、一人でない場合そういう手抜きの食事ができない。
しかもどういうわけか、今回の出張先ではどんな店のどんなメニューを選んでも出てくるボリュームが凄まじいのである。すべて大盛り!でかハンバーグにでかコロッケ、てんこ盛りカツ丼!皿からあふれんばかりのカレールウ。ほどほどに残せばいいようなものだが、食べ物を残すことに若干の抵抗が残る世代の一人であるからして、けっこう頑張って食べてしまう。しかしどうしても食べきれず、残したこともさすがに何回かはあった。
そんな調子の外食生活をのべ3週間以上も続ければ、確実に太るに決まっている。

(写真は銀塩ポジからスキャニング、Nikon new FM2
マイクロニッコール100、28ミリ使用)新開 孝

テングチョウ 2005/02/14
今朝は奥多摩の氷川へ下見に走り、その後、狭山丘陵へと赴いた。
奥多摩は地図で見るとずいぶん遠くに思えるが、車を走らせてみるとうちからはわずか1時間半の道のりである。山深いが氷川に雪は全くなかった。
さて、狭山丘陵では久々にルリビタキのオスに出会った。私のすぐそばでさかんに地上に舞い降りては、なにか獲物を捕えている様子だった。
なるほど今日はずいぶん暖かい。フユシャク類のオスもよく舞うが、他にもユスリカなど活発に動く昆虫が目につく。
そして、日溜まりで日光浴をしていたのはテングチョウであった(写真)。
翅を閉じていると枯れ葉そっくりだが、じわじわと拡げれば朱色の紋様が鮮やかだ。真冬に出会うとこんな地味なチョウでも嬉しいものだ。
ふと上空を見上げればオオタカのオスが旋回を始めた。
イボタの木ではウラゴマダラシジミの卵塊が二つ見つかったが、残念ながらいずれも去年のふ化殻であった。しっつこく探したがピンク色の卵はとうとう見つからなかった。
このウラゴマダラシジミ、四国の高知あたりではもうふ化が始まっている頃だろう。そういえば20数年前、高知大学の入学試験の最終日にウラゴマダラシジミの採卵をしたことが懐かしい。イボタの木すら知らない初めての試みではあったが見事、卵とふ化幼虫を見つけ喜んだものだ。そのかわり試験は落第し浪人生となった。

(オリンパスE-1  14-54ミリ使用)新開 孝

本日の樹上越冬ゴマダラ幼虫 2005/02/13
昨年から毎日のように観察してきたエノキ枝又のゴマダラチョウ幼虫。
本日も相変わらず健在である。
マンションと駐車場を往復するたびに梢を仰いでその姿を確認するのはもう習慣のようになってしまった。


この冬、もっとも冷え込みの厳しい日々が続くが、幼虫の姿に外見上の変化はまったく認められない。

(EOS-1Dマーク2 100ミリマクロ使用)
新開 孝

標本箱の中 2005/02/12

先日、8日から10日まで標本撮影の出張に赴いていた。ホテルに宿泊して朝から晩まで現場の室内にこもって撮影する。昨年の12月はじめからスタートしてほぼ週3日間のペースで進めてきた仕事だが、どうやら今月中には終了しそうだ。これまでにも一度に大量な数の標本撮影を仕事として請け負ったことはいくらもあるが、今回の仕事はもっとも長期に渡っており、撮影種類数も過去最高になりそうだ。
ただこれまでとは違ってデジタル撮影なので、カット数そのものは少なく済んでいる。これは余備カットや露出の段階撮りなどを行わないからであり、そのぶん撮影作業もすこぶる速い。撮影の場ですぐに編集者と絵柄や色味をチェックできるのがなんといっても大きい。

さて、出張から戻ってから部屋の片付けをしているうちに、私の標本箱が目についた。ついでだから全部を点検してみることにした。全部といっても数は少ないので、防虫剤の詰め替えもすぐ片付く。
もう記憶のかなたにある標本をあれこれ眺めているうちに、いろんな想いでが蘇ってきた。その想いでが鮮やかなのもそれぞれの標本には若かった頃の自分の手書きラベルが残っているからである。フィールドで採集したときの感激や苦労などがラベルとともに染み付いているのだ。ラベルのない標本は仕事上必要で購入したり譲ってもらったものばかりだが、こうした標本には愛着が湧かないのも当然であろう。私が自分の標本箱の中を眺めるのも、こうしてせいぜい一年に一回くらい防虫剤を交換するときくらいだから、数が少なくても毎回新鮮な気持ちで箱を開けることができる。
もっとも近年は撮影の仕事で必要に迫られない限り、標本作りをすることは滅多にない。
さてさて、本日の写真はそんなわけで私の所有する標本箱の中である。
写真上の中央はオオキノコムシだがこの2匹は愛媛県の面河渓谷でキャンプしていたとき、夜の灯りに来ていたものを採集したものだ。そのとき手に採ったこのオオキノコムシの体から、強烈に落花生の匂いがしたことをはっきりと覚えている。採集年はもう30年も前になる。
そして写真下は同じく愛媛県の松山市杉立で10月に採集したクロコノマチョウの秋型メスである。これも30年前の標本。ジャノメチョウ類のなかでも大型の本種にはずいぶん憧れて、捕虫網を持つ私の形相は真剣そのものであった。
そのころの少年(?)新開の目はいかにも輝きに満ちていたことだろう、と思う。
今の時代、そうした虫に憑かれたような少年、少女(ただし少女の場合、個体数は極限される。女性はどちらかというと採集よりか飼育に嵌まる方が多いように思われる。そして実際、飼育が上手である。)はいかほど生息しているのであろうか。このごろは、むしろ若返った壮年世代の方のほうが元気であり、フィールドで出会う虫屋はほとんどが私よりかはるかに年上の方ばかりである。
まあ、そうはいってもこの日本列島、昆虫はほんとうに減ってしまったのだ。
それは数においても種類においてでもあり、なおかつ網を自由に振れるようなフィールドも激減しているのだから、目を輝かせる少年少女がいなくなるのも当然のことであろうとも思う。
そうした時代にあって、絶滅危惧種とされる私たち「昆虫写真家」なる者は、
今、いったい何をなすべきであろうか!?

などと、そういう堅苦しいこと考えるよりか、私の今は、海鞘とおいしい日本酒をみちのくの地で堪能したいと切実に考えておるのであります。新開 孝

フユシャクガ 2005/02/06
公園の遊歩道柵でフユシャクガの雌雄を見つけた。
オスはクロバネフユシャク(写真上)で、
メスはシロフフユエダシャク(写真下)のようだ。
とくにメスの方の種名について自信はないが、とにかくお腹がはちきれんばかりに
膨らんでいる。そっと触れると死にまねをしてころりとひっくり返るのも、
その体型がゆえであろう。
シジュウカラにでも見つかれば、たちまちパクリとやられてしまいそうだ。新開 孝

ニワトコフクレアブラムシ 2005/02/04
いったいこのニワトコフクレアブラムシにとって
冬というものがあるのであろうか!?
すでに子供を産んでいるメスがいて、このまま増殖するようである。
ニワトコもたまったもんでないが、
アブラムシはこのニワトコとともに生きながらえているのはすごい。







『自分を撮る』

5月に刊行予定の自著本があり、
その奥付けのプロフィールには私自身の写真を載せることにした。
これは初めての経験であり、慌てて写真を探したのだが
予想通り近影のカットは皆無であった。
これまでは私の嫁さんがたまに撮ってくれた写真があったが、
まさか10年以上も前の写真を出すわけにもいかないだろう。
そもそも私が仕事でフィールドに出るときはほとんどが一人である。
仕事の現場で私のポートレートを撮影してくれる人など通常、皆無に等しい。
しかし、できる限り著者近影と言える写真を用意することにしたい!
そうなると、もう自分で撮るしかない!
で、今朝はパソコンに向きっぱなしの憂さ晴らしもあって、
近くの雑木林に出かけた。珍しく三脚も携えたのはセルフタイマーでの
撮影のためである。
自分をかっこ良く撮るために場所選びと光線の具合を選ぶ。
これはまあ、すぐに決まる。問題は私自身のポーズと表情だ。
セルフタイマーは10秒だから、慌てることはないが、
この撮影シーンは他所から見れば実に滑稽きわまりないはずだ。
幸いにして雑木林を訪れる暇な方もおらんかった。良かった!
OLYMPUS E-1を携えてみたが、あまりカメラの方はよく写ってない。
まあ、これは勘弁していただきたい。
好きなカメラを持ってみたかったのである。


(EOS-1D マーク2 マクロ100ミリ使用))新開 孝
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