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大晦日の積雪とハエ 2004/12/31
東京は午後から雪が降り始めた。
29日にも少し積もったが、今日はそれ以上の雪景色となり近所では車がカーブでスリップしたり、立ち往生したりしていた。大晦日となってようやく冬らしい冷え込みとなった。
中里の林の雪景色も珍しいのでさっそく撮影に出向いてみた。さすがに昆虫の姿はまったく見当たらない。
今日もオリンパスのE-1を使用。粉雪を被っても安心して撮影できるのがいい。

部屋に戻ってみると、取り入れた洗濯物の上をハエの一種が歩いていた(写真下)。
ハエと言えど、6本脚の生き物、昆虫を見ていると嬉しくなる。このハエのことを思いやるなら、むしろ暖かい部屋の中よりか外のベランダに出してやったほうがいい。撮影が終わってからそっと窓から外へ放しておいた。新開 孝

冬の雑木林を歩く 2004/12/30
ふかふかの落ち葉を踏みしめて、林を歩いてみた。

暮れの大掃除で私が担当すべき場所は嫁さんが決めていたので、そのうち半分を昼過ぎには片付けておいて出掛ける。
今日はゴマダラチョウ幼虫の樹上越冬型を探すべくエノキにこだわって歩き始めたのだが、
これはやはりそうそう多くはないように思えてくる。
片っ端からエノキを舐めるように見て回るが幼虫は全く見つからない。

スイカズラは冬でも緑の葉っぱをつけている(写真上)。
このツル草ではイチモンジチョウの越冬幼虫が見つかるはずだが、なかなかこれも難しい。
そう言えばヒヨドリが、この青い葉っぱをぱくぱく食べているのをずっと前に見たことあるが、冬野菜の食糧としてスイカズラは鳥たちに利用されている。

ノイバラの赤い実は、いかにも旨そうだ(写真中)。
これもヒヨドリやジョウビタキがついばんでいく。

エノキとクヌギの木が根元で抱き合っているような格好(写真下/右がクヌギ)。
こうして見てみると、エノキは根元を拡げて展開できるのに対してクヌギ地上部ではずどんと太い幹を維持したまま成長する、というような木のそれぞれの個性が窺えるようだ。



新開 孝

ヤナギの木の受難 2004/12/27(その2)
コムラサキ越冬幼虫を見つけたヤナギの木には、この夏に開けられたゴマダラカミキリの羽脱口(写真上)が多数あった。
カミキリムシの成虫が材中のトンネル内で羽化したあと、自力で穴を開けて外に出て来るわけだが、その穴は写真のごとくきれいな円形なので、すぐに誰の仕業かわかる。
さらにこうして材中に潜り込んでいるカミキリムシ幼虫を食べようと、キツツキ類が掘った穴(写真下)も生々しく残っている。
金山緑地公園では、カミキリムシ幼虫(大方がゴマダラカミキリ)の食害によって、かなりのヤナギに被害が目立ち、今年はそうして枯れた大きな枝の伐採作業も行われた。
ほっとくと歩道に倒れたりして危険でもある。
もっともカミキリムシのおかげで樹液レストランがあちこちにでき、ノコギリクワガタやヒラタクワガタ、カブトムシ、コムラサキ、キタテハ、シロテンハナムグリ、スズメバチ、他さまざまな昆虫の餌場ともなっていた。

新開 孝

コムラサキ越冬幼虫 2004/12/27(その1)
金山緑地公園でコムラサキ越冬幼虫を探してみた。去年、見つけたヤナギの木のしかもまったく同じ部位で幼虫が見つかり驚いた。
余程その場所が良い条件を備えているのか、あるいは他にはお気に入りの場所が見つからなかったのか。
ただし去年と違ったのは、鳥の白い糞がべったりと幼虫の体を覆っていたことだ。この糞のおかげで最初は見落としてしまいそうであった(写真上/矢印先)。川の水を滴らせてなんとか洗い流してやろうと試みたが糞の白化粧が残ってしまった(写真下/頭は右向き)。
まあ、そのうち雨でも降ればきれいになるだろう。

『フィールドを歩いている場合ではないが、、、』

今の時点で私の仕事として優先すべき作業とは、室内に籠ってひたすら写真を引っぱりだし整理して、出版社に手渡すことだ。
それもかなりひっ迫している!
それはよくわかっているのだが、いかんせん今月は標本撮影出張が毎週続き、フィールドに出る時間が全くない日々を過ごしてくると、今日はいてもたってもいられずコムラサキ越冬幼虫を見に行ってしまった。
これも仕事のうちではあるが、今日やらなければという範疇のものではない。
だからかなり後ろめたい。
「あいつは、何やってんだあ!!」という編集者様の怒る顔すら浮かんで来る。

ところで、先日から気になっていたデジタル撮影時のバックアップのトラブル問題。
これについても今日はさらに検証してみた。
早く解決すべき用件である。
カメラを修理出しする前に、いったいどういった現象が起きているのか、
もう少しきちんと把握しておく必要がある。
それでいろいろな可能性を想定しながら、テスト撮影を繰り返してみた。
するとどうも新規に購入したSDカード自体が怪しい!
新たなSDカード(一応、別のメーカーにしてみた)を使ってのテストも加えてみた。
するとやはり問題は、SDカードの方にあることをほぼ確かめることができた。
量産規模からいえば、カードメディアの方が圧倒的にEOS-1Dマーク2の生産台数より多いのであるから、
製品トラブルが生じる可能性からすれば、カードの方をまず疑うべきだったのかもしれない。
これでまずは、カメラの修理出しという面倒な事態は回避できそうだ。
そんなことしたら仕事ができないが、、、(ちなみにEOS-1Dマーク2のレンタル料金は21000円/日!しかもキャノンから代替カメラを都合つける見込みもゼロ)
それにしても今回のようなカードの不具合というものは案外、多いのではないだろうか。
購入時に書き込みテストができればいいのだが、店頭でそれをやるのは無理だろう。
仕事に際しては、あらかじめ日程の余裕をみて事前にテストすべきであり、
今回は飛び込みでカードを購入したのがいけなかった。大いに反省。

というところで、保育園の子供を迎えに行く時間となった。
今夜は嫁さんが忘年会なので、夕食から寝床までとことん子供に付き添うことになる。
これでまたしても写真出し作業が遅滞するのは確実。

新開 孝

再びゴマダラチョウ幼虫 2004/12/25
先日、23日にアップした樹上越冬ゴマダラチョウ幼虫を、目線で撮影してみた(写真上/矢印先が幼虫、同下)。
脚立を立てての撮影だが、カメラは軽量なE-1だから片手でのホールディングでも安心できる。

今日は他のエノキも見て回ったが、樹上越冬の幼虫を新たに見つけることはできなかった。まだめぼしい場所を全部見て回ったわけではないので、今後の探索には期待できるものがある。
ただこうした樹上越冬の幼虫が無事に春を迎えることができるのかどうかについても、継続観察が必要である。
新開 孝

オリンパスE-1 2004/12/24
オリンパスE-1(写真)については発売当初から注目していたのだが、
初期のレンズラインナップ状況などの理由から導入が大幅に遅れていた。
しかし本日、正式に購入してようやく自分のカメラとなった。
今後は仕事に活用すべく、Eシステムのレンズを揃えていく予定である。
そもそもデジタル一眼レフカメラとして、これ程までにまじめな取り組みをしたカメラメーカーは、オリンパスのみと言える。
ボディとレンズの設計を全てシステム丸ごと、ゼロ地点からの立ち上げであるから、これは快挙としか言い様が無い。実にわかりやすい。納得がいく。
ただこのEシステムを素直に導入するには、特に既存の一眼レフカメラシステム財産を有している人にとっては、かなり躊躇せざるを得ない事情もよくわかるのである。

このところの更新停滞気味のなかで、少し後ろめたい気もするが、今日はついでに少し機材関連のお話をしておきたい。
特に先日、撮影データ書き込み時のトラブルがEOS-1Dマーク2で発生し、仕事の現場でずいぶん動揺してしまった。
それというのも、この「ある記」で以前、2枚のメディアカードを使用して撮影時にバックアップをとるという話しを書き込んだばかりだが、
そのバックアップすべきSDカードのデータファイルが一部分、いやかなりの数が壊れていたのである。
これはショックだった。
SDカードの方に問題があったのかどうか、いろいろ試してみた結果、
どうやら私の使っているEOS-1Dマーク2が欠陥を抱えているようにも思える。
どういうことかというと、CFカードの方は全く問題なくデータ書き込みできているのに、
SDカードの方ではJPGファイルに限って飛び飛びでファイル崩壊が起きているのだ。
しかしながらよくよく調べると、
SDカード内でもRAWデータの方は全て生きていたのである。
これはカメラ内で、SDカードスロットル側のみ、JPG同時記録がうまく機能していなかったことを物語っている。
そういうことが何故、生じたのか!?
ほんとうに原因はカメラ側なのか?SDカードには問題がないのか?
いくら考えていても解決には結びつかない。
どうやらカメラの点検修理出しが必要のようであるらしい。



新開 孝

ゴマダラチョウ幼虫の樹上越冬 2004/12/23
ゴマダラチョウ幼虫が樹上越冬しているかどうか、マンション裏のエノキを覗いてみた。するとさっそく枝又に1匹の幼虫を見つけることができた(写真上、中)。
幼虫が台座糸に落ち着いていた高さは、地上から2メートル20センチくらい。
樹上越冬する幼虫の体色はうすい緑色を帯びており、
落ち葉の下に潜り込む越冬幼虫の茶褐色とはずいぶん異なる。
こうやって少し探して見つかるくらいだから、他の場所でもゴマダラチョウ幼虫の樹上越冬はかなり多いのかも知れない。
中里の林ではヘラクヌギカメムシのメスがまだ歩いていた(写真下)。
樹上越冬する幼虫がいとも簡単に見つかるわけも、やはり暖冬の影響かもしれないが、あるいはこれまではただ単に見落としていただけのことかもしれない。
新開 孝

ヨコヅナサシガメ幼虫集団 2004/12/14
今日はテレビ朝日のスタッフの方々が、ヨコヅナサシガメの取材と撮影のために私の所へ来られた。
年末29日のテレビ朝日『報道ステーション』の特番の中で、温暖化とその影響を受ける生物の特集を組むそうだ。
ヨコヅナサシガメについてはこの『ある記』でも去年から取り上げてきたのだが、この関東地方での分布拡大はここ5、6年からせいぜい7、8年くらい前からではないかと想像している。
かつて私が学生の頃、もう26年も昔のことだが、そのころのヨコヅナサシガメの分布北限は滋賀県あたりであった。
愛媛の松山でこのサシガメを観察していた私にとって、今振り返ってみれば、このサシガメの生態写真を撮り始めたのが昆虫写真に本格的に取り組んだ最初である。
そして昆虫学教室の卒業論文とはこのときに撮影したスライド写真で構成したものであったことも今では懐かしい想い出の一つとなっている。
今朝はスタッフの方を近くの雑木林に案内し、越冬中の幼虫群を前に少しおしゃべりもした。
で、大きなクヌギの幹に巻き付けてあるネームプレートをめくると、なんと60匹を優に上回る集団が見つかり、
これには私も正直驚いた(写真上、下/矢印先)。
去年もこの場所には越冬集団が形成されたのだが数は比べ物にならない位少なかった。
しかし、このネームプレートが設置されたことが、
ヨコヅナサシガメのメスにとって、非常にありがたい産卵部位を提供した結果となったようである。
実際、彼らが産卵場所として選ぶ条件には、樹木の北側の雨風を凌げる、そしてある程度の高さが求められる。
本来なら樹木の大きくえぐれた窪みとか、剥がれかけた樹皮の下などが格好の場所というわけだが、
生きた樹木につながる条件を満たしておれば、
産卵場所、つまりは幼虫たちの越冬場所というのは、
人工物であってもいっこうに差し支えないのである。
このことをもっと明解に如実に物語る観察例を、
私は松山の実家のすぐそばで体験したことがある。
長くなるのでその観察例の話しはいずれかの機会でできるもかもしれない。
いずれにせよ、ここ数年前まではヨコヅナサシガメの撮影は
松山に帰省したときのささやかな楽しみの一つであったのだが、
今ではここ東京にいながらにして撮影できる昆虫になってしまったわけである。

新開 孝

ハネナシコロギス幼虫 2004/12/13
落ち葉を掻き分け、越冬昆虫を探すというのもけっこう根気がいる作業だ。
当たれば次々と昆虫が見つかることもあれば、1時間近く林にしゃがみ込んでいてもめぼしいものが全く見つからないことさえある。
落ち葉を糸で綴った隠れ家に潜んでいたのはハネナシコロギス幼虫である。これまでにコロギス幼虫を偶然にも見つけたことがあるが、彼らの冬越し宿を探し当てるのは容易なことではない。
夏の頃、梢に綴った葉っぱのお宿はけっこう見つかるのであるが、、。

写真のハネナシコロギス幼虫は、既に産卵管もあってメスだとわかる。
名前のごとく成虫になっても翅はないので、まるでカマドウマのようでもある。新開 孝

マエムキダマシ 2004/12/12
マエムキダマシという名称は、フォトモやツギラマでお馴染みの糸崎公朗さんの発案だが、今日のこの虫にはいかにもふさわしいネーミングだと思う。
サザンカやヤツデなど様々な常緑樹の葉裏をめくっていけば、このマエムキダマシはすぐに見つかる。
正式和名はクロスジサジヨコバイといい、体長は4ミリ前後とたいへん小さい虫だ。
私がこの虫に関心を寄せ始めたのは去年の秋からだが、なかなかその生活史はよく見えてこない。
冬の今頃、幼虫から羽化して成虫が出現することなど、かなり変わった生活ぶりが窺える。
写真下を見ていただければ、マエムキダマシという名称の理由もはっきりする。
お尻についた大きな眼状模様とさらに脚を思わせる黒い筋など、
お尻こそが頭でござる!と言わんばかりである。新開 孝

晩秋か初冬か? 2004/12/11(その2)
飯能市周辺ではまだ雑木林の紅葉が美しい(写真上、コナラ紅葉)。
イロハカエデも木によってはすっかり葉を落としているものから、真っ赤な彩りに染まったものまであって、本格的な落葉はもう少し先のようだ。
今の時期は秋の風景にふさわしいのだが、例えばオオムラサキやゴマダラチョウの幼虫は落ち葉の下へと潜り込み、すっかり冬越し態勢に入っている。
もっとも彼らにとって、本格的な落葉が始まってから冬仕度をしていたのでは、お定まりの冬越し場所へたどり着けなくなる危険性が高くなる。
つまり落ち葉の寝床ごと、エノキの根元から遠く離れた所へ漂流してしまっては、
来春の目覚めのあと自分の食樹へ戻れなくなる。

さて、イボタの木も多いのであのピンク色のウラゴマダラシジミ越冬卵を探してみたのだが、空振りに終わった。
ふと卵探しの手を休めていると、イボタの実が葡萄の房のように見えて思わず撮影してみた(写真中)。
鳥たちに食べられることを待っているのであろうか。
つるんと丸い形は、いかにも飲み込み易くて食欲をそそるのであろうと思う。
ついでながら先の私の指をかじるイナゴ(ハネナガイナゴ?)を撮影中の私(写真下、撮影は某Nさん)。
構えているカメラはオリンパスの一眼レフデジカメ、E-1。
今回アップした写真(12/11)は全てこのE-1を使用している。
使うほどにこのカメラが気に入ってしまった。
軽い、静か、操作性もメニューよりか各ボタンのプッシュでできることが多いのも使い易い。
惜しむらくは画像表示、起動などのレスポンスが少々鈍く感じられることだ。
この辺は人によって感じ方の差が出るところだろうが、
少なくともEOS-1Dマーク2を使い慣れた私には気になる点であった。
他にも操作性については細々とした問題点を見つけたが、
それらはいずれ将来のE-2でもって改善され、さらなる優れたカメラへと進化することが大いに期待できる。
それほどにE-1は素性のいいカメラということである。
昆虫のフィールド撮影ではなんといっても機動力が大事。
小型軽量なE-1なら2台、いや3台さえ携行しても苦にならないと感じている。新開 孝

イナゴとフキバッタ 2004/12/11(その1)
冬晴れの心地良い一日。飯能市に赴いてみた。
久々のフィールド巡りだ。
足下から次々と飛び出すイナゴをそっと指に止まらせてみる。
するといきなりガブリと噛み付いてきた。イナゴの口の感触は初めての経験だが、私の指はそれほどに美味なのか?(写真上)

フキバッタの一種も多い(写真中)。
どうやら皆、メスと思われる。そのうち一匹が葉っぱを食べ始めた(写真下)。これからまだ産卵をするのであろうか。このときとばかり熱心な食事だ。今日はやけに暖かいせいだろうか。ムラサキシジミもチラチラ飛んでいた。新開 孝

サザンカと虫 2004/12/06(その1)
一昨日アップしたトビイロケアリたちは、蜜でお腹がぱんぱんに膨らんでいたが、その様子がわかる写真を今日、撮影してみた(写真上)。
アリのお腹の節間が伸びきって、そこが白っぽく縞模様に見える。
別のサザンカの花では、ユスリカの一種が休んでいた(写真下)。
前にも書いたがユスリカやハエ、アブといったディプテラの仲間はすこぶる寒さに強い。強いという表現は正しくないかもしれないが、人の寒暖感覚からすればそう見えてしまう。

さて、本日の写真はいずれも、キャノンのカメラと接写レンズMP-E65を使用している。
撮影倍率は3倍近くとなっており、こうした2倍以上の接写撮影にはこのレンズが欠かせない。描写力もたいへんすぐれている。
野外で手持ち撮影できる限界は私では3倍あたりでそれも条件はかなり制約を受けるが、
それでも5倍までの拡大接写ができるMP-E65はほんとうに重宝する。
ところが一方、先日から使い始めたオリンパスのE-1では、
こういった高倍率マクロレンズがないため、現状では等倍から2倍までが限界である。
もちろんマウント変換リングを使って旧ズイコーマクロレンズを組み合わせれば高倍率接写ができるが、
自動絞りが効かない点ではまったく実用的でない。
本来、接写システムでは他社の追随を許さなかったオリンパスが、
デジタル一眼カメラのシステムを立ち上げてから、
いっこうに高倍率マクロレンズを出してくれないのである。
これにはいささか不満を通り越して疑問すら湧く。
何故ですか????
そう言えばニコンもこの手のマクロレンズを造らない。
オリンパスもニコンも商売にならないからか?
いづれも技術力はあるはずだが。
しかし、私はすでにE-1の購入を決めているし、末永くこのシステムを使っていくつもりでいる。
なんとかできる限り早くオリンパスから高倍率マクロレンズが発売になることを願ってやまない。
新開 孝

アリとナナホシテントウ幼虫 2004/12/04
サザンカの花を覗き込んで見て回る作業ははた目からはいかにも怪しげで、そんなことするのはこの辺りでは私くらいだろうと思う。
かなり冷え込んだ今日も花芯部にはトビイロケアリが集っており、お腹は吸い上げた蜜で膨らんでいる(写真中)。やはり覗き込んでみる価値が多少なりともあるのだ。と、言いたい。

また、ヒメジョオンの花ではナナホシテントウ幼虫が無心に花粉を食べており(写真下)、冬とは言っても虫の姿は絶えない。















『オリンパスE-1の初撮り、というお話し』

さて、本日アップした写真はオリンパスE-1で撮影したもの。
もうこのカメラの評価は多くの方々に知れ渡っているので、
今さらどうこう言うのも何だが、第一印象は一眼レフカメラでありながら、実に静かなカメラだということだ。
撮影していてブレを感じさせない安定感は、今日のように曇天時の風景撮影、あるいは接写という場面で非常に有り難いと思えた。
画質も良いレベルだと感じる。
なにせ絞りの深度効果は通常の一眼レフデジカメとは2段分くらい違うので、
この辺はこれからもう少し使い慣れていく必要があるが、とにかく接写撮影では有利この上無い。
E-1については1年以上も前に海野さんによる説明会にも参加し、
かなり魅力を感じていたのだが、
発売されているレンズ群については不足があってすぐに導入することには躊躇してきた。
しかし、来年から魚眼や超広角ズーム、望遠マクロなど次々とレンズが出揃うということを聞き及び、
もうこの辺りで導入を考えても良いと判断したのである。
また本格的なシーズンに入る前に操作慣れしておくというのも理由付けとしては納得できるものであった。新開 孝
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