| ふかふかの落ち葉を踏みしめて、林を歩いてみた。
暮れの大掃除で私が担当すべき場所は嫁さんが決めていたので、そのうち半分を昼過ぎには片付けておいて出掛ける。 今日はゴマダラチョウ幼虫の樹上越冬型を探すべくエノキにこだわって歩き始めたのだが、 これはやはりそうそう多くはないように思えてくる。 片っ端からエノキを舐めるように見て回るが幼虫は全く見つからない。
スイカズラは冬でも緑の葉っぱをつけている(写真上)。 このツル草ではイチモンジチョウの越冬幼虫が見つかるはずだが、なかなかこれも難しい。 そう言えばヒヨドリが、この青い葉っぱをぱくぱく食べているのをずっと前に見たことあるが、冬野菜の食糧としてスイカズラは鳥たちに利用されている。
ノイバラの赤い実は、いかにも旨そうだ(写真中)。 これもヒヨドリやジョウビタキがついばんでいく。
エノキとクヌギの木が根元で抱き合っているような格好(写真下/右がクヌギ)。 こうして見てみると、エノキは根元を拡げて展開できるのに対してクヌギ地上部ではずどんと太い幹を維持したまま成長する、というような木のそれぞれの個性が窺えるようだ。
 | |