| 落ち葉を掻き分け、越冬昆虫を探すというのもけっこう根気がいる作業だ。 当たれば次々と昆虫が見つかることもあれば、1時間近く林にしゃがみ込んでいてもめぼしいものが全く見つからないことさえある。 落ち葉を糸で綴った隠れ家に潜んでいたのはハネナシコロギス幼虫である。これまでにコロギス幼虫を偶然にも見つけたことがあるが、彼らの冬越し宿を探し当てるのは容易なことではない。 夏の頃、梢に綴った葉っぱのお宿はけっこう見つかるのであるが、、。
写真のハネナシコロギス幼虫は、既に産卵管もあってメスだとわかる。 名前のごとく成虫になっても翅はないので、まるでカマドウマのようでもある。 | |