| シロヘリクチブトカメムシ幼虫 2004/09/22(その4) | | あまり見慣れないカメムシの幼虫を見つけた。 特にオレンジ色の斑点が目立つ。 こやつは数年前にも所沢市狭山湖で見たことがある。銀塩写真ではずいぶんストックもあるからよく憶えている。 写真のカメムシは、シロヘリクチブトカメムシの若令幼虫だ。
このカメムシは、数年前までは四国の高知から南の地方に棲む、まさに南国特産のカメムシだった。 それがいつのまにやら北上し始め、今は関東地方にも広く見られるようになったのである。 クチブトカメムシの仲間は肉食であり、主にハバチやガ類の幼虫など、芋虫の体液を吸血して暮らす。 その習性を利用して、農作物の害虫退治にいわゆる生物農薬として、研究され利用されてきた経緯もある。
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