| 私の実家は愛媛県松山市にある。 夕方になると、その庭の隅で大きな円網がゆったりと風にたなびく。 直径は60センチもあろうか、屋根の廂と庭の畑に突き立てた園芸用支柱を足場にしたオニグモの巣網が登場する(写真上、8/27撮影)。
月夜のこともありオニグモの姿はくっきりと夜空に浮かび上がる。 でっぷりとしたオニグモの体型は、まさにクモの王者とでも言えようか! オニグモがこうして毎晩、網をかけるということは、それなりに獲物がこの庭の空間を通過するのであろうか? どれどれ、どんな獲物が掛かるのかい?少し好奇心もあって、網が完成したころを見計らって、ほろ酔いかげんで覗きにいってみた。 すると、おお!トンボの一種をすでに押さえ込んでいるではないか(写真下)!
どうやら庭の植え込みにねぐらを求めてやって来た、ウスバキトンボあたりが犠牲になったようだ。
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