| 昨年の8月、うちの子供が通う梶山小学校では「筏下り大会」が催された。三股町に流れる沖水川が、山間部から平野部へと移行する場所で、渓流環境が途切れる間際とでも言える。ちょうどそこには「めがね橋」が掛かっている(写真上)。
筏下りの出発点に今日は降りてみた。このところの雨続きで川はかなり増水している。川辺に降りるとすぐにヤマセミが飛び立った。しばらく佇んでいると再びヤマセミが下流からやって来て、ぼくの目の前で慌ててUターンした。どうやらヤマセミの猟場だったようだ。
ハグロトンボの若い成虫が林の道沿いにいたが、まだ飛び方もおとなしい。川辺にいるのはミヤマカワトンボばかり。岩場にはあちこちに鳥の糞が落ちており、そこへときおりサツマシジミがやって来る。よく見ると新鮮なオスとわかった。しかも糞に来たオスはしばらく糞を確かめるように狭い範囲をクルクルと低く舞う。
1時間ほど粘ってみたが、なんとかオスの翅の表が見えるカットはこの1枚だけ(写真下)。
(写真上/E-3 14-54ミリズーム) (写真下/E-520 8ミリ魚眼+1.4倍テレコン/ストロボFL36R使用/トリミングあり) | |