| 『ぐんま昆虫の森』で昆虫観察会 2008/06/07 | | 昨日、上京して今日は群馬県『ぐんま昆虫の森』で友の会の総会と昆虫観察会に参加した。
今回は天候にも恵まれ、いろいろな昆虫を観察することができた。カメムシのなかまも数種類見つけて、参加者の方には臭いを嗅いでもらったりした。とくにクヌギカメムシは何度も旋風行動を繰り返してくれて、面白かった。
観察会のあとヨコヅナサシガメの卵塊があったヤマザクラを見に行ってみれば、ちょうどメスが産卵中だった(写真上)。本種の産卵を見るのは初めてだが、しかし時期としてはとても早いように思える。卵はまとめて産みつけるが、そのときに薄い粘膜で塗り固めていき、出来上がった卵塊はちょうどヒナカマキリの卵のうにもよく似ている(写真中)。
ヨコヅナサシガメはもともと群馬には分布してなかったカメムシだが、近年になって分布北上の末、群馬県内でも生息するようになった。これも温暖化のせいかどうかはよくわからない。むしろ別の要因があるのではないかとも考えたい。
埼玉から車を出してくれた森上信夫さんは、フル装備のカメラザックを背負って元気に駆け回っていた。ザックの重量は19キロもあるそうだ。観察会の講師もしていただいたが、でっかいカメラザックを担いだままとは頭が下がる。ぼくなんかは、Caplio GX100だけ。
(写真/Caplio GX100)
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