| アオスジアゲハの蛹化 2004/08/08(その3) | | 昨日、紹介したアオスジアゲハ前蛹が、本日午後4時20分ころから、蛹化脱皮した。
アオスジアゲハの幼虫は、終令末期になると、体が透けたような明るい色あいになる。 そうなると餌の心配は要らなくなり、むしろ蛹化場所へ落ち着いてもらう算段をした方が良い。 実際、蛹化場所を探し歩き始めた幼虫は、せかせかと神経質そうな行動をとる。
アオスジアゲハの蛹は、ほとんどが明るい緑色となる。 アゲハの蛹のように、褐色や黒っぽいものなど様々な色型が出現するのとは異なるので、ちょっと意外な気もする。 それでも稀に、アオスジアゲハの蛹で褐色のものが見つかることもある。極めて確率は低いようだが、私も一度だけ神社の軒下に着いた褐色型の蛹を撮影したことがある。 褐色型の蛹を人工的に得ようと考えて、飼育したこともあるが、アオスジアゲハの蛹は何としても緑色に固執しておるのか、その企てはことごとく失敗に終わった。 もっとも私の思いつきも、一回きりであっけなく冷めてしまい、是が非でも褐色蛹を、などとまではいかないのである。
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