| アオメアブとショウリョウバッタ 2004/07/22 | | 今日は記録的な猛暑が少し和らいだ。 夕刻に吹く風は涼し気で 午後5時を過ぎた頃から窓を 開けて打ち水をする。 といってもベランダであるが。 さて中里の草地ではショウリョウバッタの大きなメスも見られるようになった(写真上)。 体長は7センチを超えるが、草むらに じっと佇んでいると姿を見失ってしまう。顔を正面からアップで見てみたが やはり見事に草化けしている(写真中)。 重量級のメスは翅をはばたいて飛ぶこともできるが「キチキチバッタ」と呼ばれるオスほど飛翔距離は長くない。 したがって子供でも素手で捕まえることができる。 ここの草地にはアオメアブもいる(写真下)。ムシヒキアブの仲間だ。 青目というより緑目に近いが、 これもストロボの光りを当てて撮影すると、赤目アブになってしまう。 そこでカメラの感度をASA400に上げて自然光で撮影してみた。 がっしりとした脚でもわかるように このお方、肉食昆虫である。 獲物を空中で捕らえて吸血するのである。 妖しい金属光沢の複眼は、自然光下でも微妙に赤く染まる部分があり、その光学的仕組みにはけっこう興味をそそられる。
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