| シオヤアブとドウガネブイブイ 2004/07/03 | | 日射しは強いけれど空気はカラリとして気持ちがいい。 ニイニイゼミの鳴き声も初鳴きを聞いてから一週間目に入る。
中里の林縁で獲物を仕留めた シオヤアブを見つけた。 たいそう満腹したか腹部が大きく膨らんでいる。 シオヤアブの太い口吻はドオガネブイブイ前翅の隙間から腹部を突き刺して吸血している。 こうしてシオヤアブは体液しか吸わないのであるから、見方によってはずいぶんと贅沢な食事ではないか。
このシオヤアブの属するムシヒキアブ類は、獲物をがっしりと押さえ込むため脚が太く、 それはまるでポパイの腕のようだ。
そして口ひげのような毛はこれまた 「髭おやじ」を思わせる風貌でもある。
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