| サムライアリの奴隷狩り 2004/06/29(その2) | | 午後3時半、中里の林で 黒アリの群れがまさにマスゲームで蛇を描いたように地面をうねり歩きしていた(写真上)。 何かに取り憑かれたような慌ただしい行進は、異様な雰囲気が漂う。 残念ながら写真ではこういったアリの群れ動く様を表現するのは難しい。
一目でこれはサムライアリの行進とわかった。 どこかに見つけたクロヤマアリの巣へ向っているのだな! そう思い蛇行していく先を追いかけてみた。
すると1メートルも行かない内に、行軍の先頭は落ち葉の下へと次々となだれ込んで行く。 意外にすぐ近くに巣があった。数分と経たず今度はクロヤマアリの白い幼虫や繭をくわえたサムライアリが物凄い勢いで地面に溢れ出てくる!
繭や幼虫をくわえたサムライアリたちは、今行進してきた道を逆に辿って引き返していく。(写真下) その作業の実に速いこと!
それに対して抵抗するクロヤマアリの姿はほとんど見られなかった。 | |