| 縁側の庇下に、焼酎の酒パックの巣箱を設置してみたのだが、さっそくスズメの営巣が始まった。 この巣箱を利用するスズメの姿を捉えようと、今日は朝から晩まで無人カメラを置きっぱなしにしてみた。今回のカメラはOLYMPUS E-300。これにパンケーキレンズ25ミリを付けてみた。なぜならまず、レンズが軽いこと。カメラの位置はかなり高く、三脚では無理だったのでライトスタンドを使ったのだが、これだと重量があまり大きくなると不安定になる。25ミリレンズなら画角的にもちょうど納まり良く、重量軽減にもうってつけ。
E-300を使った理由の一つは、カメラの電源としてAC電源が使えることと、バッテリーホルダーを介して手持ちのリモートケーブルRM-CB1が使えるからだった。なんとこのリモートケーブルRM-CB1は、E-3と共用できる。リモートケーブルRM-CB1には少し手を加えて、ここに赤外線センサーからの端子を接続できるようにした。カメラをセッティングしてから気になったのは、センサーが反応してからシャッターが落ちるまでのタイムラグが意外と長いことだった。
で、結果は証拠写真として1枚だけスズメさんの姿が写っていた(写真)。できれば巣材をくわえていると、なお良かったのだが。背景はオーバー露光となっているがこれはカメラの測光モードをマニュアル設定にしていたせいだ。
スズメの営巣場所をいろいろと見てみれば、彼らはとにかくある程度の空間があれば何処でも良く、そこに藁屑などをしこたま詰め込んで産室につながる閉鎖空間をこしらえるのである。したがって、営巣場所の条件の大前提というのは、むしろ人の生活があるやなしやであって、そのような場所ならどうにでも巣場所の都合をつける能力がスズメにはあるようだ。
それにしても、スズメの住宅難は解決せず、さらなる酒パックアパートを増設しなければならない。
(写真/E-300 25ミリレンズ+内蔵ストロボ/赤外線センサー使用)
| |