| 一昨日あたりから急激にハエが増えた。 三股町では畜牛が盛んでもあるし、ハエが多いのは当然のこと。今年に入ってから久しぶりにハエが多いなあ、と感じた。とくに台所の換気扇の外には多数群れている。調理の熱源のせいだろうか。人の体温にも反応してよくたかってくる。
勝手口の出入りには気を配っても、ハエの動きは素早い。うちの中の方が居心地良いとみえて、スルリスルリとハエ軍団が侵入してくる。 ハエへの対処法は、一つに素手ハエ叩きの技を習得した。もう一つは百円ショップの虫網による捕獲法。素手ハエ叩き技の極意は、ハエを潰すこと無く気絶させるところで寸止めすること。これは衝撃波砲みたいな技であり、習得には鍛錬を要する。虫網での捕獲は言うまでもないが、これも一匹づつでは効率が悪いので最低でも2匹以上を次々と捕らえるのが良い。
こうして気絶させたり叩きのめしたハエは、水槽の魚の餌となる。うちのタカハヤは水面に落とされたハエを一瞬にして頬張り、水中に潜ってからごっくんと飲み込む。このところタカハヤはみるみる太ってきたが、どうやら4匹いるうちでも上下関係があるのか、とくに太っているやつは一匹でこれがもっとも俊敏にハエをさらっていく。
しかし、衝撃波砲や虫網作戦もハエの数の多さの前にはとても力及ばない。せっかくの飲みかけのコーヒーカップの縁にハエが止まっていたりすると、「おのれーっ!!」と怒りがこみ上げてくる。 ま、そこで次なる作戦に出る。 その作戦とは昔懐かしい、「小型蚊帳」(写真上)と「ハエとりリボン」(写真中、下)。いづれも防御や待ち伏せ方式とあって、いかにもおとなしい作戦だ。しかし、小型蚊帳の効果は素晴らしい。ハエも地団駄踏んで悔しがっているようだ。でもね、このままでは食事ができないわけで、まあ、防戦一方では一時休戦にしかならない。
ハエとりリボン!!ハエがこのリボンに吸着する瞬間を2回見ることができて、とても嬉しかった。リボンの効果は数が多ければ多いほど効果も高くなるだろうけれど、こんなのが何十本も部屋の中にぶら下がっていれば、そのうち自分達がくっついてしまいそうだし、それ以前に気がおかしくなってしまいそうだ。ちなみにハエとりリボンには「プロ使用の業務用」と書かれてある。プロって、つまりは調理する人達のことだろうか?それとも飲食店のことかな?いやもっといろいろな職場を連想できるけれど、プロって表現、面白いと思えた。ハエとりのプロって意味ではないはずで、これはむしろハエにたかられるプロってことだろうか?
(写真/リコーCaplio GX100)
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