| アカシジミの終焉を撮影しての帰り道。
キタテハが地面近くをゆっくり舞っていた。
一目でメスの産卵行動だと察しがついた。
連れていた長男が捕まえたいというが「これは卵を産むところだから、父やんが写真とるまで、ちょっと待って」と制止し、カメラを構えた。
キタテハのメスは食草のカナムグラに触れては、すぐ側のカラスムギの穂先に産卵を数回、繰り返した(写真上)。
穂先をよく見てみると確かに卵が産みつけられている(写真下)。
キタテハは、こうして食草以外の植物にわざわざ産卵することがよくある。 もちろん食草カナムグラの近くであるし、メスはちゃんとそのことを確認してから産卵するのだが、孵化した幼虫はえらい迷惑ではないだろうか?
さて私が撮影を終えて、息子には採集許可を出したのだが、素手で捕らえようとして見事に逃げられてしまった。
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