| 飼育していたツマキチョウ幼虫が本日、足場を作って前蛹となった(写真上)。
過去に見た蛹はいずれも頭が上向きであったから、今回のような逆さまの姿勢は少し意外だった。
私が飼育ケースに入れた枯れ茎に落ち着くまで、幼虫は2日間も彷徨い歩いていた。
やはり蛹になる場所選びはけっこう神経質になるようだ。
前蛹はお尻を糸玉に固定し、胴体を一本のU字型帯糸で支えている(写真下)。
野外でツマキチョウ蛹を探すのはかなり難しい。 ときたま偶然に見つけることがあるくらいだ。 私の住むマンション裏の草地では、セイヨウアブラナの結実時期などを見ていると、 5月に入ってから産卵された遅組の卵は、そのあと餌である蕾や花に恵まれず、死んでいく幼虫が多いのではないかと考えられる。
今回の前蛹が蛹へ脱皮するのは明後日あたりであろうと思う。
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