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蛍光緑色幼虫の正体!! 2004/05/03
バックナンバー5/1の緑色に輝く幼虫は本日、脱皮した。

ここに至って幼虫の種名は「キバラモクメキリガ」と判明した!
幸いにも幼虫は脱皮終了後も2日前と同じ場所に留まってくれたおかげで、
名前調べができた。

5/1の段階でこの幼虫は脱皮が近いことがわかっていた。したがって終令幼虫ではないと知れると、その種名探索は脱皮を待つしかなかったのである。

国内だけでも数千種いるとされるガだけに、その幼虫の正体を成虫と照合するのはたいへんな作業である。
しかも身近な環境にいる普通種でも今回のように若い幼虫となるとなおさら種名探索は困難を極める。

キバラモクメキリガ幼虫の劇的な変身には本当に驚いた。
いくら図鑑を調べても名前のわからない幼虫には、こうしたトリックみたいな事情があることを疑ってみる必要がある。
新開 孝

コアシナガバチの営巣 2004/05/02(その2)
昨年、うちのマンションベランダ外植えには「コアシナガバチ」の大きな巣が見つかり、冬を迎えての終息までを見届けた。

今日、その巣があった木を刈り込みながら様子を見てみると、なんとほぼ同じ場所に女王バチの単独営巣が確認できた(写真上)。しかも少し離れて二つある。

私が草刈りやら枝刈りを遂行したがために、女王バチは一時巣を離れてしまったが、数分して戻って来た。巣房内を覗き込んでみるとすでに幼虫の姿もある(写真下、矢印先)。

ここもまたいずれ、地主や業者が入って草刈りを行うので、コアシナガバチの巣が生き残れる確率は低い。
そこで無闇に巣を破壊されないよう、事前に私が草刈りをしておくことにした。
また、裏のアブラナ草地で営巣している巣も、ベランダの外壁隙間に移設するつもりだ。

だからといって特別、ハチ擁護に徹しているつもりはない。ただ、少しの労を注げばハチ達の暮らしぶりをじっくり拝見できることができる。
これは私にとっての仕事の一部でもあるが、ただ単に撮影することだけを目的にしているのではない。
生き物たちの複雑な環境世界に浸れるきっかけ作りには充分なり得ると、私は知っているからだ。
きっと何がしか他の生き物がここへは絡んで来るのだ。
新開 孝

オオスズメバチ女王の巣作り 2004/05/02(その1)
昨日、中里雑木林に赴いたらこのような注意書きの札がぶら下がっていた。

この場所はオオスズメバチ女王が単独で巣作りを始めた所であり、遊歩道の脇であるから当然の対処であろうと思う。

私が『清瀬の自然を守る会』の会員の方にお話しした結果である。会では自然全般への御理解が深いと思い、しかも中里の雑木林の管理にも関わっているので、今後のことは会の方達と相談するのが順当だと思われた。

こうして札でもって勧告してもらえると、間違ってもいきなり市役所なりへ市民の方から駆除願いが行ったりはしないだろうと期待したいのだ。
もっとも現時点でオオスズメバチの巣作りだと、気付く人は皆無に近いだろうが。

今日、写真の札をかけてくれた会員の方とお話ししてみると、会としてはしばらく様子を見てみたい、ということで少し安心した。しかしいずれは市役所に駆除を要請するともおっしゃる。
私は市役所に駆除を要請することには反対の意志を伝えた。
行政を巻き込むとそこで要らぬ税金を使うことになるからだ。
それと今の段階なら薬剤など使わなくても、巣場所の移設や排除は簡単にできる。
巣が大きな規模まで発展すれば問題だが、現時点では何も恐れる事態は発生し得ない。それまでにはまだ時間的猶予もたっぷりある。
使うべきは人々の頭だ。税金ではない。自然とともに歩もうという『清瀬の自然を守る会』の主旨からすれば、おおいにここで策を練るべきではないだろうか。

ただ、今日の観察ではさらにもう一匹の女王が少し離れた場所で巣作りを始めたことが判明した。
先の女王とは4メートルほどしか離れていない。
帯状に積まれた朽ち木の山は、様々な生き物にとって実に魅力的な巣場所には違い無い。
その中でオオスズメバチだけが疎まれるのも、考えてみれば非常に気の毒でもある。
概ね排除という考えになりかけていた私も、今日の時点ですっかり考えが一転した。

おそらく市役所なる行政を説得するのは不可能だと考えるが、ここはむしろオオスズメバチに営巣させてやるべきではないか!
そしてこの場所への立ち入りを禁止するのだ。遊歩道を一部コース変更すればいい。
今や自然を潰し、叩きのめし、生活の都合に併せて改変し、危険とみるやすぐさま排除し、というような横暴を働いて、先人の知恵を大事にしなくなった私たち、日本人は、そもそも雑木林の自然を大事にしようと立ち上がったのであればこそ、ここいらで、我々人間たるものが、一歩下がってみてはどうだろうか。
オオスズメバチの巣は近寄らなければ危険はない。彼らが生きるということは、中里の雑木林が健全な生態系を維持し得ているという証拠ではないか。
現に林床植物を守るという主旨ではロープ柵を張り巡らし、人の侵入を規制しているのである。
これがオオスズメバチのためにはできない、というのでは矛盾しているとも言えるだろう。
住居地域が林に隣接しているからなどという口実で、駆除を優先するのがいずれ行政の考えそうなことだろうなあ。

オオスズメバチの巣を残せ!人がそこを立ち去れ!などと主張するのは私一人くらいだろう。
こういう発言をすれば、ハチから被害を被ったら、誰が責任とるのだ!という議論に終始するのみだ。あるいは「お前は虫が好きだから、そういう身勝手なことを言うのだ。」とも誹られそうだ。

私はなんだかどうせ期待し得ない発展に望みを託すのは止めることにして静観することにした。

新開 孝

蛍光色に輝く芋虫 2004/05/01(その2)
こんな芋虫がロープに隙間無く並んでいたら、なんとも見事な『電飾遊歩道』ができる!

残念ながら芋虫の体は陽射しを受けない限りこのように発光したようには見えない。

想像するにこのような芋虫の行列がもしもあったとするならば、それはそれで経済バカになってしまった日本社会に、ギャフンと一発天誅を下す彼ら昆虫界のメッセージと受け取ってもみたいものだ。
新開 孝

アカシジミの蛹、ロープで見つかる 2004/05/01(その1)
中里雑木林内の歩道柵ロープで「アカシジミ」の蛹を見つけた。

これはウラナミアカシジミの可能性もあるが、今の所はよくわからない。

足場糸や体を固定する帯び糸もよくわかる。幼虫の抜け殻も残っているので今日あたり蛹化したのではないだろうか。

羽化はおよそ2週間後だが、せめて羽化直後の成虫くらいは見ておきたいものだ。
新開 孝

空中曲芸師の技に見愡れる! 2004/04/30
ぶらんと糸の先に垂れた白い楕円球状のものは繭だ(写真上)。

長径5ミリわずか。
この繭は今日の午後6時ころ撮影したのだが、まだ完成していない。
繭を作り始めたのは昨日の午後5時43分だからすでに24時間も経過したことになる。

なぜ完成していないと言い切れるのかといえば、幼虫が八の字状にせわしく糸吐く頭の動きが繭壁を透かして見えるからである。



さて繭を作った曲芸師とはヒメバチ科チビアメバチ亜科に属する寄生バチの幼虫である。

チビアメバチ類は主にガ類の幼虫に寄生するのだが、こうして特徴ある繭を紡ぐので雑木林でもよく目立つ。

(写真下)は中里雑木林のイヌシデ葉裏で見つけた繭とその犠牲者たるシャクガ幼虫の屍(抜け殻)である。

私はこの摩訶不思議な空中ぶらさがり繭がいかにして製造されるのか!?
それをぜひとも見てみたいと長年願ってきたのだが、
ついにそれが昨日、念願叶ったというわけである!!

寄生バチ幼虫がシャクガ幼虫の体壁を内側から突き破り姿を現わす瞬間は、
実におぞましい!のであるが、私は一種異様な興奮を伴いながらそれを撮影していた。
そしてそのあと、いわゆる蛆虫君がそそくさと所定の行動を正確に着実に遂行する姿は、どう見ても崇高ですらあったというしかない!
空中でなんの道具も使わず、
自分の体を器用に正確に動かすことによって、
摩訶不思議な繭を紡ぐのである。

残念ながらこの一部始終を写真で紹介するには、スペースが足りない。
いずれ印刷媒体でもって公表させていただきたい。

新開 孝

アオクチブトカメムシ 2004/04/29
中里雑木林内のロープ柵では
様々な昆虫の姿、そしてその昆虫たちのドラマを観ることができる。

今日は「アオクチブトカメムシ幼虫」。





前々から歩道柵では多数の芋虫類が目に付いていたが、ついに捕食者たる者が登場した。それがアオクチブトカメムシ3令幼虫だ。
写真ではハバチの幼虫を吸血している。

本来アオクチブトカメムシは、関東地方では山地性のカメムシであったが、近年になって平地の雑木林でもよく見かけるようになった。

本種は2令幼虫まではクヌギやコナラなどで生活しその汁を吸うのであるが、やがて肉食へと転じ主にチョウやガの幼虫を専門に吸血する。

新開 孝

ツマキチョウの卵、幼虫 2004/04/28
マンション裏つまり私の部屋から玄関出て20秒の草地には今月初めころから「ツマキチョウ」がよく飛来していた。

セイヨウタンポポ、アブラナなどの花で蜜を吸ったりもするが、なんといってもメスが産卵する姿が一番嬉しかった。
私の目論見としてはツマキチョウを飼育して来年こそ羽化シーンを撮影したいのである。




そこで数日前に卵を採取しておいたところ、数匹が孵化してさっそくアブラナの蕾を食べ始めた(写真上)。

今日は餌換えのため新しい蕾を摘んで来たら、産卵直後の真新しい卵が一つ付いていた(写真下、矢印先)。
新開 孝

クロクモエダシャク幼虫、再び 2004/04/27(その2)
昨日見つけた「クロクモエダシャク幼虫」の見事な擬態容姿に興奮して、
今日も撮影してみた。

ヒノキの葉の主軸にこうして静止すると、より隠蔽効果が高い(写真は幼虫を背面から撮影、右下が頭)。





『閑話/銀塩カメラの行方』

今日は久しぶりに杉並のプロラボへ現像出しに赴いた。
クロクモエダシャク幼虫は銀塩ブローニーでも撮影しておいたからだ。こういうことは近頃の自分としては珍しい行為だ。
天候も前線通過で荒れておりちょうどドライブするに良い。車内で流す曲は「竹内まりあのライブ」。
私の撮影活動も去年あたりからデジタルカメラが主流になっており、銀塩の出番は希有なためラボ通いの時間拘束から解放されて実に気分がいい。
しかしながら、だからと言って銀塩全廃ができる状況でもなく、むしろ仕事の内容しだいでは敢て銀塩での撮影も継続しなければならない。
一つにはデジタルカメラでは撮影不可能な特殊撮影(赤外線センサーを使用した昆虫の飛翔撮影など)領域があること。
そしてもう一つには、すでにある企画に沿って銀塩撮影が進行している仕事(これは従来の膨大な銀塩ポジストックとも関係している)の場合である。
某出版社の図鑑標本写真の仕事では実に3000カット近くを撮影したが
まだこの仕事は終わっておらず、残りの撮影も当然、銀塩で行う。
そして自著としての出版本の企画では
あるテーマで走り出したのが銀塩であり、これまでのストックも生かしたいので、これまた銀塩撮影で貫徹したいという思いが強く、そうしている。
何故か!?
ポジを蛍光灯ビュワーで観るという行為をしばらくぶりで行うと、これはこれで楽しい(ぜいたくな行為に今後はなるのかも)。
とくにブローニーサイズはいい。
私は銀幕映画華やかな世代ぎりぎりに育ったせいか、暗闇で投影される映像という世界がやはり今だ心地良い。反面、明るい室内で観るテレビは好きになれない。
幻灯機というのも幼少時に強く印象に残った。

だが、だが、しかしカメラの主流はもはやデジタルである。これは特に仕事という領域では避けることのできぬ流れ、宿命である。懐かしいなどという情緒に浸っていられるのはもはや高額所得者の趣味に過ぎぬ。
しかも私の仕事の根幹は本の出版であり、そこできちんと印刷原稿になりえるオリジナルデータが作れるカメラがあればいいのであって、銀塩であろうがデジタルであろうが目的を果たせるのであればどちらでも良いのである。
そういうレベルまで、デジタルカメラの性能はすでに達している。
新開 孝

アリスアブの幼虫 2004/04/27
アリの巣のなかで見つかるこのけったいな物体は、ハナアブ科に属する「アリスアブ」の幼虫。

写真1は幼虫を側面から、
写真2は前蛹(固くなり動かない)
写真3はひっくり返して体底を見た。
写真4は幼虫のお尻の呼吸管を見た。

アリスアブの幼虫はトビイロケアリの巣内で寄生生活を送る。

アリスアブは全国広くに分布し、明るい草地に生息している。
のんびりふんわりと舞うおとなしいアブで、花には来ない。
もっともわずかに報告例があるにはあるが、私は見たことが無く、訪花習性があるのかどうか良くわからない、と言っておこう。


幼虫に話しを戻すと、柔らかいゴムのような弾力があり、
写真3のようにひっくり返しておくとゆっくり体を変形させながらごろりんと起き上がる。
目にあたる部分は見当たらず、口も通常は見えない。
真っ暗なアリの巣内で視覚は役に立たないから、他の感覚器官が機能しているのだろう。
朽ち木のはがれかかった樹皮をめくってみると、トビイロケアリの巣が簡単に見つかるので、
興味のある方はそうした場所でアリスアブ幼虫を探してみてはどうだろう。
ころがっている板切れや朽ち木を退かして下を覗いてみるのも手っ取り早い。時期は今が旬!
多い時には20匹以上のアリスアブ幼虫軍団がいっぺんに見つかることもある。
もちろんアリスアブ幼虫を実際に拝んだからといって、何の御利益も無いことだけは申し添えておきたい。
せいぜい酒の場での話しネタくらいにはなるかも。

『閑話/お知らせなど』

日々リアルタイムな『昆虫ある記』も半年を越しました。
振り返ってみると私の住んでいる清瀬市の近在フィールドを中心としながら、遠征したおりの撮影記も混じっています。
また業務日誌的な要素も若干加わったり、閑話ありで、これはこれで面白いかもしれません。
しかし、以前にも書いたのですが少し整理をしたいと思います。
この『ある記』で取り上げる話題、撮影記などの取材フィールドは、私の住む町を中心に空掘川を軸として上流下流ほぼ2キロに渡る地域のフィールド(つまりほぼ直径4キロの円内エリア)に絞り込んで進めることにします。
まあこの基本姿勢は今までと大きく変るわけではないのですが、地方での遠征時などの現地アップはまず無くなります。
そういう遠征報告は『日本列島探虫記』の方で濃縮してアップするようにします。
そして閑話的話題は従来通り『ある記』内に掲載していきますので、どこが変ったんや!と思う方もいらっしゃるでしょうが、遠征期間やフィールドワークのできない日にはぷつんと更新が途切れる程度のことです。


新開 孝

クロクモエダシャクだ! 2004/04/26(その3)
とは書いたものの、私はこの驚くべき幼虫に遭遇したのは今日が初めてなのである。

当然、うちに帰って調べるまで名前すら知らなかった芋虫だ。

そしてこのシャクガ科の幼虫は、またしても金網柵で見つけた、ということを強調しておく必要があるだろう。金網柵の廂天井でウラナミアカシジミ幼虫を撮影した数分後の出来事である。

初めて見る幼虫であったが、その見事な容姿と、ふと見上げた梢が「ヒノキ」という画像が重なり合い、すぐさま私にはピンときたのである。

「こやつはヒノキを喰うシャクガ幼虫だな!」

何故か私に見つけて欲しかったのだろう。宿命だったのかもしれぬ!
ヒノキを食樹としているヒノキそっくりのシャクトリムシ。

もう一生涯、忘れることのない出会いです。
新開 孝

オオスズメバチ女王の巣作り 2004/04/26(その2)
先日、目が離せなくなったと書いたオオスズメバチ女王。

今朝はかの場所で営巣が進行しているのかどうか、を確かめに行った。

しばらく様子を見ていると、おお、やはり例の場所から飛び出して行った。


それから待つこと22分。何処からともなく大きな影が舞い戻って来る。

それっ!とばかりカメラ、ストロボの電源を入れつつ私は駆け寄る。オオスズメバチ女王はこちらの姿に動じることなく一目散に巣場所へと潜り込もうとする。

「待ってえ、ちょーおだいっ!」

なんとか写し止めたその口(大顎)には、やっぱり巣材をくわえておった(写真ではわかりにくいが)!

私が心配していた通り、営巣は着実に進行しているのである。新開 孝

本日はウラナミアカシジミ幼虫 2004/04/26(その1)
昨日がアカシジミならば、今日は「ウラナミアカシジミ幼虫」が登場した。

けっこう早足で金網柵の廂天井を歩いている。





中里雑木林のゼフィルス類は、
これまでにこのウラナミアカシジミをはじめ、
アカシジミ、ミズイロオナガシジミの幼虫3種が見つかっているわけだが、
今後出てくるとしたらあとオオミドリシジミとウラゴマダラシジミの2種類だろう。
通り掛かりの方から聞いた話ではかつて中里の林がもっと若かった頃、
ウラゴマダラシジミもいたし、アカ、ウラナミアカも多数生息していたという。
ウラゴマダラシジミの食樹イボタはけっこう見かけるけれど、チョウの方はもうほとんど消失してしまったように感じる。

新開 孝

歩くアカシジミ幼虫 2004/04/25(その3)
雑木林の縁に続く金網柵。
ここで出会う昆虫の数、種類とも4月中旬以降、格段に増えてきた。

今日はこの「アカシジミ幼虫」。オオスズメバチ女王をついに見ることなく、諦めての帰り途のこと。

金網柵の上を真直ぐに歩く姿はとても目立つ(写真上、中)。体長は17ミリ程度。写真画面では頭の向きは右。

何かの拍子で驚くと背を丸く山形にして静止する姿が特徴的だ(写真下)。

アカシジミ幼虫はこのような色、姿なので通常コナラの葉っぱ裏にいるときはうまく溶け込んで目立たない。
写真の幼虫はもう熟令幼虫であって蛹になる場所を探し歩いていると思われる。



ここ中里の雑木林では昨日、林内の歩道柵ロープでミズイロオナガシジミの幼虫も見つかっている。

新開 孝
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