| ツマキチョウ、産卵する 2004/04/11(その3) | | マンション裏の草地にはここ数日、ツマキチョウのオスがよく飛んで来る。いつもせわしなくメスを探しており、まず花には来ない。時間帯のこともあるだろうが、オスはラブすることに懸命なのだ。したがって飛んでばかりいるオスの撮影は極めて難しい。彼らの飛翔を眺めていると、あきらかにコースが定まっていて「蝶道」と言えるものがはっきりと認められる。
今日はやたらと大柄なツマキチョウのメスが現われて、アブラナの蕾みに産卵していった(写真上)。メスの翅先には橙色模様が無く地味であるが、人間の女性がけばけばしく化粧するのとは正反対である。もっとも女性の素顔は本来、男より地味だということを学生のころにようやく気付いたのだが。で、夕刻、5時過ぎに再び草地を覗いてみるとアブラナの蕾みをねぐらに選んだオスを見つけることができた(写真下)。メス探しに疲れたのであろうか。橙色模様をそっと閉じて、地味な翅裏模様を纏い微動だにしない。
| |