| 同じ町内の雑木林。 そこには主にクヌギが生えておりケヤキも少し混じる。ここの林の特徴は、なんといっても枝という枝を切り落とされ、しかもどの木も同じ高さでぶつりと切断、頭打ちになっていることだ。つまり冬など遠目にみれば電柱が林立するかのごとき眺めなのである。 電柱のような幹だけにされたクヌギやケヤキ。一見、痛々しいのだが、どっこい彼らの萌芽力はたいしたもんである(写真上、下:クヌギの萌芽)。 木は生きるために光合成が欠かせない。枝を張り、葉を繁らせるのは、太陽の光エネルギーから生きるための糧を得るためだ。生きねばならない!その活力が萌芽力に見て取れる。幹のあらゆる場所から無茶苦茶に枝を突き出す。伸ばす。これでもかと目一杯! 今朝、この撮影をしている私の横を御婦人が犬の散歩で通りかかった。カメラを構える私に「綺麗ですね、新芽がねー。」とのどかに話し掛けられる。うーん、新芽の華やかさよりか、私にはクヌギやケヤキの悲痛な訴えが聞こえるような気がしているのですが、、、、。逞しいとは言っても、こりゃあ、人様も随分なことしなはるなあ!!
| |