| 3月29日(その1)。 午前10時50分定刻、松山空港に到着。 さらに車で30分も走れば私の実家、 南高井町となる。 ここは松山平野を東西に流れる重信川中流域に あたり、実家は河川のすぐ脇にある。 土手をかけ登れば目の前には畑と雑木林が広がり(写真上)、 画面左奥には四国山地の「皿ヶ峰」が が聳えている。
土手ではセイヨウカラシナの黄色い花群が鮮やか。 花をぬうようにシロチョウ類が多数飛んでいる。 地面に目を落とすと「スミレ」があちこちで 咲いている(写真中)。このスミレでは南方系の ツマグロヒョウモン幼虫が見つかる。 今頃はけっこう大きくまで成長しているだろう。 (最近は東京でもこのチョウの姿を見るようになったが。)
ベニシジミも土手斜面に多数舞っているので、 撮影していると「シキビ」の花が満開となっていた(写真下)。 シキビはお墓でのお供えには欠かせないが、 近年、松山での栽培はさかんである。 とくにミカン畑をシキビ園に転向した山もよく見かける。 シキビはアカスジキンカメムシの産卵木、つまり ホストでもある。おかげでアカスジキンカメムシは 以前より多く見かけるようになった気がする。
追記:ベニシジミの写真データはうっかり消去してしまいアップできなかった。 使ったカメラはパワーショットG5だが、このカメラでは写真のデータファイル番号がある数字を超えると自動的にフォルダが新規に追加され、そちらへ書き込まれていく。撮影後のパソコンへの取り込み時に、フォルダーが増えていることに気付きはしたのだが、新規フォルダーからの追加取り込みをうっかり忘れてしまい、そのままカメラに戻したCFカードを初期化してしまったのだ。 こういう人災によるデータ損失は今後も気をつけないと、また繰り返してしまいそうだ。
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