| フユシャクガの産卵は 今冬はもう撮影できないかと 思っていた。 ところが今朝、意外な場所で 産卵しているメスを見つけた。
空掘川の遊歩道沿いにある 金網柵の廂の縁(写真上、矢印先) だ。 まさに私が昆虫観察トラップと 名付けた場所の連なりである!
しかしこの金網柵の地点は 雑木林からはかなり離れており すぐそばにはエノキ一本しか 生えていない。
(写真中)の画面左に無翅の メスが見えるが、お尻から 画面右端まで3センチほどの長さで 卵塊が産みつけられている。 卵はビロード状の毛束で覆われて いるのだが、今朝は急いでいたので 卵塊のアップを撮影しそこねた。 これは明日にでも出直して 撮っておこう。
春になって孵化する幼虫たちにとって こんな場所では非常に困るであろう。 フユシャクガのメスが そもそも林から離れたこんな場所に いること自体も妙だ。 この異常な場所での産卵は なんらかの理由で メス親がここまで運ばれてしまった のではないだろうか? メスが自力で移動してきたとは 考えにくいのだが?
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