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キヅタ喰う幼虫の正体!! 2004/02/11
昨日も書き込んだ幼虫。
キヅタを餌として育つ芋虫だが、
これまで種名は不明のままであった。

しかし今日、蛹の一匹が羽化して
謎だった種名を調べることができた。
(写真上)
その蛹は1/10に蛹化した姿を
アップしたものだ。
幼虫の写真はさらに遡って
昨年12/20に登場している。
是非バックナンバーを見ていただきたい。

成虫となってようやくわかった名前は
「エグリヅマエダシャク」だ。

なんとも発音しずらい和名だが
前翅の先端あたりがえぐれていることから名付けられたのだろう。
この蛾の顔をみれば
ずいぶんと恐い表情に見える(写真中)


口のあたりを葉に押し付けるように
してピンとお尻を上げた格好で
静止している。
そのお尻の方から眺めてみれば、
おお!!人面模様だ!(写真下)

これまで幼虫の姿をしっかり見ながら
種名がわからなかった理由は
こうである。

実はエグリヅマエダシャクの幼虫は
私の手元にある講談社の
『日本産蛾類幼虫図鑑』に載っていた。
しかし幼虫の体の模様にはずいぶんと
個体変異があり、『ある記』に乗せた
最初の写真の幼虫は際立っていたのだ。
その変異ぶりが。だから、
写真による絵合わせは無理である。

そして本種の幼虫は様々な植物を餌と
しており、食草から種名をたぐることも
不可能である。
ただしチャの害虫としては昔から
よく知られているそうだ。

幼虫は春と秋に2回現れるようだが
幼虫で冬越しする場合と
蛹で冬越しする場合とがあるという。
今回の羽化は蛹を室内に置いたせいで
今ごろ羽化したが、本来なら
春に羽化するはずだったのかもしれない。

新開 孝

帰ってきた幼虫 2004/02/10
2/2にも取り上げたキヅタ喰う幼虫。
一旦は姿を消し蛹化のため
落ち葉へと移動したと思っていたら、今日、再び姿を現わした
(写真上)。矢印先が頭。

ずいぶんと太っており、
体長は5センチ近くもある立派な
芋虫に成長している。
指先で軽く触れると、
体前半部を持ち上げる(写真中)。

しつこく触れると
ポロリと地面に落ち体を丸めている。
これは擬死のようだ。

一旦、姿を消した理由は
よくわからないが、数日間観察を
怠った間に戻って来たらしい。







『春の兆し』

中里の林では今日もクヌギカメムシが
一つの卵塊で孵化していた。
シロフフユエダシャクのメスを
見つけたりしながら林を歩いていると
モズがしきりと林床で獲物を
捕獲している。
ときおりシジュウカラやツグミに
突っかかっていくが、
あまり本気で攻撃していない。
そのうちもう一羽のモズが現れて
すぐ近くで餌探しを始めた。
お互い争いもしないのでよく見てみると
オスとメスであった。

モズの番い形成はもう始まっている。
冬がどんどん去っていくような
あせりを感じてしまう。
新開 孝

クロテンフユシャクの交尾 2004/02/09
午後1時39分、中里の林。
例の金網柵昆虫観察トラップで
フユシャクの交尾を見つけた。

おそらく「クロテンフユシャク」
の番であろう(写真上、左がメス)。
こうして昼間に交尾を観察できた
のは初めてなので少し驚いた。

そこからほどなく歩いた歩道柵では
羽化したばかりの
「シロオビフユシャク」オスも
見つかった(写真中)。
生憎の風であおられ、
翅がまだ柔らかいことが
よくわかる。(写真下)

このオスは本日午後になってから
落ち葉の下で羽化し、
歩道柵に登ったと思われる。
翅はチョウと同じ格好になっているが
やがて屋根型にペタンと畳んだ。




今日は朝から仕事部屋の模様替えをし
特に撮影台を作り直したりしていて
フィールドを歩いたのはほんの30分
程度だった。

4日前にアップしたゴイサギ若鳥が
そのとき撮影した場所とほとんど
変らない場所に佇んでいた。

川に降りて近寄ろうとすると寸前で
飛び去ってしまった。
どうも悪いことしてしまったようだ。
しかし怪我などしている様子はなく
一応安心して良いようだ。
新開 孝

ベランダの住人 2004/02/08
仕事の関係上、ベランダを整理した。
ベランダは昆虫飼育の場として、
家蜂の撮影スタジオとして、他
いろいろ重宝する空間だ。

それで工作資材などを梱包していた
断熱材を解くと、
「クロゴキブリ」の幼虫が出て来た。
(写真上)

夏場には室内へも出現して
もっとも人に嫌われる昆虫だ。

しかし幼虫の体はこうして見ると
何か漆工芸のような光沢さえあり、
脚のもじゃもじゃさえ取り払えば
案外、イケル昆虫ではないか。

顔も(写真下)、ひょうきんな表情
ではないだろうか。
今日はその顔をきちんと写真撮影
しようと目論んでいたのだが、
部屋のどこかに逃げ隠れてしまった。

ゴキブリの肩を持つようなことを
書いたりしていると
世間を敵に回すようなものだが、
そういう私でもゴキブリさんたちに
部屋でのさばってもらっては、
ちと迷惑だ。

それで何とか捕獲して飼育容器に
取り込みたいのだ。

えっ?どうやって捕まえるか?
そりゃあ、もちろん素手で掴みます!
新開 孝

エリマキアブ幼虫、健在なり!! 2004/02/07
エリマキアブ幼虫たちは、
2日前には最後の一匹が
姿を消してしまっていた。
それで今日はそのことを報告しようと思っていたのだが、、、、、。

なんと!なんと!!
別の場所で、

エノキの梢でお食事中の本種が
いたのであった(写真上)!
獲物はシャクガ幼虫である。
(写真中は上の矢印先のアップ、
辛うじて頭とお尻がわかる)

昨日、シャクガ類の幼虫たちは
冬に多いことを書いたばかりだが
まさに彼らがエリマキ幼虫の
犠牲となっていたわけだ。
まあ喰うもの少なさには余程
困っているとは思われるが、
実の所そのような人の常識が
通用する世界でもないようだ。

去年の12月の段階で
すでに成虫として羽化したものが
おりながら、
一方でいまだに幼虫生活を送るものがいるというこの状況はやはり
信じ難い生き物ではある。

で、この現場を撮影したあと
金網柵の所でも新たに別の幼虫が
姿を現わしていた(写真下)!

彼らは2週間以上も一ケ所で
待機していることは珍しくない。
しかしそれも20日以上も経てくると
さすがに場所替えする傾向が
あるように思われる。
新開 孝

クヌギカメムシ、孵化始まる!? 2004/02/07
中里の林でクヌギカメムシの孵化を
確認できた。
ただし2卵塊のみ(写真上、中)。

孵化幼虫はすでにゼリー物質を吸っており体の模様も浮き出ているので
孵化は昨日あたりであろうか。

繰り返し書くが本種がクヌギカメムシなのかヘラクヌギカメムシなのかは現時点でわからない。
ただし専門家の方の話しによると
幼虫期に両種の区別ができるらしい。
これは私もなんとか確認してみたい
課題である。

『クロテンフユシャク』

厳冬期型のフユシャク、
「クロテンフユシャク」のオスが
初めて現れた。過去の経験では
清瀬や所沢近辺の雑木林ではもっとも多く発生する種類と思う。
今冬、中里の林ではどの程度発生するだろうか。



新開 孝

シャクガ幼虫、クスノキを喰う 2004/02/06
台所に立って調理をしていると
窓から外に植わっている小さな
クスノキが目に入る(写真上)。

昨年の夏にはアオスジアゲハの
若い幼虫が着いていたりした。
それでここにはもしかしたら
越冬蛹でも見つかるのでは
そう期待して子供が寝静まった
隙に表に出てみた。

期待通りにはいかなかったが
喰い跡がいっぱいあって
シャクガ幼虫が一匹、見つかった。
(写真下)
体長は3センチくらい。
キヅタで見つかった幼虫とは
別種と思われるが
こうしてみると
冬のあいだに成長する
シャクガ類は結構多いようだ。新開 孝

ゴイサギ若鳥とフユシャクのメス 2004/02/05
空掘川に面したマンションの外塀で
ゴイサギの若鳥が佇んでいた。
こちらがゆっくり近寄っても逃げないのでどこか調子が悪いのだろうかと思った。
しかしそのうちにふわりと飛び立ち
川の草地へ舞い降りたあと歩いてジュズダマの立ち枯れ茂みに移動した(写真上)。

写真は遊歩道から200ミリレンズで撮影した。
川に降りればもっと近寄れそうだったがゴイサギを刺激しそうなので止めた。



『フユシャクのメス追加』

中里の林でフユシャクのメスとしては4種類目の「シロフフユエダシャク」メスを見つけた(写真中、下)。
小さな翅と大きく膨らんだ腹部が目を引く。


バックナンバー1/25に同種のオスを紹介している。

これまで中里の林で確認できているフユシャクのオスはウスバフユシャク、シロオビフユシャク、クロスジフユエダシャク
そしてシロフフユエダシャクの4種だから
数字的にはオス、メスの種類が合致したことになる。
しかし、メスのほうは種名がわからないものが一種あって(バックナンバー1/24)今後の確認が必要だ。

『訂正しました!?』

本日のゴイサギは当初ササゴイと思い
夏鳥なのに何故?と書き込んだのですが
自然写真家の武田晋一さんから
ゴイサギとの御指摘をいただき即、訂正しました。

新開 孝

地味な昆虫たち 2004/02/04
昨日と同じムクノキ根際の落ち葉下。現れたのはどれも地味な姿の昆虫3種だった。

まずは「クロサビイロハネカクシ」(写真上)。体長は22ミリ。

この甲虫の仲間は前翅がたいへん小さくその下には後ろ翅が小さく畳み込まれている。
それで「はねかくし」の名がつく。
脚も短いが俊敏に歩きムカデのごとき素早さ!
本種は林の落ち葉の下で暮らしており明るい場所を嫌うのでシーズン中の撮影は難しい。

お次は「クサギカメムシ」(写真中)。体長15ミリ。
山間部では秋に大集合をして冬には家屋にも多数侵入するので世の中からたいへん嫌われている。
新潟の山間の民宿では
『カメムシキンチョール』
なるものが置いてありびっくりしたことがある。


その標的はもちろん主にクサギカメムシだが、
そこまで嫌わなくても、と思う。そして
私がカメムシを少し弁護しようとすると、
「臭液が目に入ると失明することもあるのよ!!」
と極々稀な最悪の事例を出して恐い顔されてしまった。

やぶ蚊に刺されれば即叩き潰すほど憎らしいし
メマトイというお馬鹿なハエが目に飛び込むと
これもひねり潰したいくらい腹が立つ、私だが
ことカメムシについては臭いも全く気にならない。
民宿の叔母さんのごとくカメムシを憎む心情を
それを察することは、私には無理のようだ。

最後に「ヒメクロカメムシ」(写真下)。体長6ミリ。
もともと地味な色合いなのにさらに泥で汚れている。
この姿の理由は本種が草の根元で暮らしているからだろう。
主にイネ科植物の根元でひっそり生活しているが、
同じ仲間にもう少し大柄のイネクロカメムシという
稲の害虫として名高いものがいる。
こちらも泥だらけの姿をよく見かける。




新開 孝

キバラヘリカメムシの越冬カラー 2004/02/03
今までは埃っぽくて気が進まなかったが雨が降ったおかげで落ち葉の下を探索するいい日和となった。

まずはマンション裏のムクノキの根元である。
この木には大きなフジの蔓が絡んでおり春になると紫色の花房が見事である。
もっとも花が垂れる位置は高過ぎて開花に気付くのもうっかりすると花びらが散り始めてからなどということになる。

さてムクノキの根元で落ち葉をめくっていくと「キバラヘリカメムシ」が現れた(写真上)。
このカメムシは植え込みのニシキギやマサキで大繁殖するのでお馴染みだと思う。

落ち葉の下で越冬していたキバラヘリカメムシの成虫は、よく見ると地味な色をしている。
特に体の腹側が白っぽい。

秋の頃、多数見かける本種の体の色は腹側が山吹色で鮮やかなのだが、冬の今は実に冴えない色となっている。カメムシの仲間で成虫越冬する種類にはこうして冬場には体色が地味に変色するものが多い。
これを私は勝手に『越冬カラー』と称している。
拙著『カメムシ観察事典』35ページを参照のこと。
もちろん春になり活動始めるころには元の色が浮き出てくる。


『工作その2』

私の撮影機材には手作りのものが多いとは昨日書いた。既製品の機材に少し手を加えれば使い勝手が良くなるのだが、という道具類もいくつかあって前々から気になっていたストロボアームを今日は改造工作してみた。

こういう工作では「KGB」という3原則が大切である。
K「軽い」、G「頑丈」、B「便利」という、3点だ。

なんだか秘密警察めいてはいるが、野外で昆虫接写撮影をする上でこの原則は重要なのである。

さて前々からストロボの固定には自在アームを使用してきたがそのホールドシステムに「KGB」を導入したいと思っていた。
その結果が(写真中、下)である。

ストロボの発光はカメラ側から赤外線コントロールするのでなんの端子も必要ない。つまりは人の手でストロボを維持する状況に近い形態にしたわけである。ただそれだけのことであるが、これには2ミリ厚のステンレス板金にネジ穴をあける必要があり押し入れに片付けていたボール盤を引っぱり出さねばならなかった。工作ジャンク箱を引っ掻き回し、とりあえずあるもので何ができるかこれを考え、仕事の現場で即戦力のある小物機材を造り出す、そんな楽しみ方も昆虫写真家にはある、のです。
新開 孝

エリマキアブ幼虫、他 2004/02/02
久しぶりの雨でかさかさになって
いた林の落ち葉もしっとりと潤った。

中里のエリマキアブ幼虫はついに
1頭のみとなった(写真上)。
先月半ばあたりから次々と
幼虫たちは姿を消していたのだ。
おそらくは落ち葉の中に移動したと
思われる。
この最後の幼虫はエノキの枝で
今でも獲物を待っている。
試しにアブラムシをそっと体に
乗せてやるとすかさずこれを
捕らえて吸血するのである。

バックナンバー1/25で触れた
キヅタ喰う幼虫だが、
結局そのまま観察を継続してきた。
すると赤くなったキヅタの葉を
喰い続け立派な終令幼虫になった。
案ずることは無かったわけだ。
もうしばらくで蛹になるはずだ。
(写真中)







今朝は中里の林で
小鳥を捕まえた小型の猛禽が
飛び去っていくところに遭遇し驚いた。
猛禽はハイタカかツミあたりでろう。
またそれをすぐ後ろからカラスが
追い掛けていった。
横取りするつもりなのだろうか?
猛禽は空掘川の河原で狩りをし、
すぐさま林の奥へと飛び去る
そういう瞬間であったようだ。

『機材の整備工作』

昆虫写真撮影では手作りの機材も
多く、自分が使い易いように
工夫している。
照明のストロボには光りを柔らかくする
ためのアクセサリーを使用するが
(ディフューザー、という)
これもほとんどが手作りである。
使い込むうちにガタがきたり
破損することもあるので
今日のような雨の日などには
一日中、補修や改良の工作に
明け暮れることもある。
今回はディフューザーの傷みが
目立ってきたこともあり
使い勝手も高める工夫も加えての
改良型を作ってみた(写真下)。
これは100ミリマクロレンズ
専用のディフューザー。
インナーフォーカスで鏡筒が伸びない
からこの格好のまま等倍まで撮影できる。
レンズフードもオリンパスレンズの
裏キャップで自作したもの。

撮影現場で不自由に思ったことを
すぐにフィードバックして生かせる
のが自作する利点でもある。
新開 孝

クヌギカメムシの卵、イヌシデの樹液 2004/02/01
クヌギカメムシ(ヘラクヌギである可能性もあり)の卵を見てみた(写真上)。卵の高さは1ミリ程度。
寒天物質を気長に取り除いたのだが、
卵の頭には3本の呼吸突起が飛び出していて
なかなかユニークな格好だ。
写真は卵を逆さに見ており、実際には呼吸突起は下向きである。
そしてその先端部のみ寒天物質から外気に突き出している。

寒天物質は卵を乾燥や寒さから守る役目があるのかもしれないが空気の流通を遮断するようだ。
しかし、なんとも巧妙な仕組みではないだろうか!
クヌギカメムシのメスは産卵するときに、
こうした工夫をしておくわけだから驚くほかない。

イヌシデの幹では樹液がたらたら流れ出ていた
(写真中)。
よく見ると矢印で指した2ケ所に穴が開いている。(写真下)。

これはおそらくキツツキ類の仕業ではないだろうか?穴は奥にいくほど狭まり浅い。
昆虫にとって鳥は恐るべき天敵だが
こうして樹液食堂を設えてくれるのだから
共生の関係にもあるといえるだろう。

イヌシデの樹液には夜、キリガ類がやって来る。
今晩はチャンス到来と思ったのだが、
どうも夕方から頭痛と悪寒がきているので
撮影は止めておくことにした。

そば焼酎を湯割りで飲んで
今晩はゆっくり休みたい、と思います。


新開 孝

まだ孵化せず、クヌギカメムシ 2004/01/31
クヌギカメムシの孵化は例年、2月ころから始まる。
真冬に孵化するのでたいへん不思議なカメムシといえる。
昨日は一卵塊だけすでに孵化していたが
今日はなんとか撮影しようと探す場所も替えてみた。

いつものクヌギ林では数多くの卵塊が見つかり、
ほとんどが剥き出し状態なので観察も楽だったが、
ひとつも孵化しているものが無かった。


しかし卵塊のすぐ横に休むフユシャクのメスが
1頭、見つかった(写真)。
おそらくは「ウスバフユシャク」あたりであろうか。
今夜あたりオスが飛来して交尾するのかもしれない。



『新型デジタル一眼カメラ、EOS-1D MARK2』

ようやくEOS-1Dの後継機種が4月に発売予定ということになった。
これまで2年間使用してきたEOS-1Dには
画像拡大機能がないことやバッテリーの持ちの低さ、
といった細かい短所が気にはなっていたのだが
どうやらそういう問題点は改善され、
一応画素数も倍の820万画素にまで引き上げられ、
おそらく画質も向上していると期待できる。
価格は54万円あたりのようだが、画質が数値通り向上しているならば
EOS-1Dの価格からみてべらぼうに高いとはいえない。

実は去年中には出るという噂だったので、ずっと待ちかねていたのだ。
今までの銀塩カメラでは、自分が納得のいく機種を数台揃え仕事に臨むということができたが、
まだ過渡期にあるデジタルカメラでは
同機種を2台以上揃えることはできない。
EOS-1Dはまだまだ使用していくが、
とにかくメインカメラがこの1台しかなかったので
ようやく2台目のめぼしがついた、と言える。
だが、予想通りではあったが今回も受像素子CMOSへの
ゴミ付着対策が打ち出されずじまいであるのが残念!
新開 孝

ウスキホシテントウとクヌギカメムシ 2004/01/30
昨日の海野さんの『小諸日記』ではクヌギカメムシの孵化がアップされており、びっくりした!
私も今月半ばからはクヌギカメムシ、
ヘラクヌギカメムシ両種の卵には気を配ってきたのだが今だ孵化は見ていなかった。
しかし小諸で孵化が始まっているのであれば
中里ではきっと、と思い今日はまずその確認に出向いた。

すると1卵塊だけ孵化しているのを見つけた。
コナラの樹皮裏の卵塊だったので撮影はできず残念!
懐中電灯でようやく観察できるという状況。

で、そのすぐ側の樹皮をめくると出て来たのが
「ウスキホシテントウ」であった(写真)。

テントウムシは昆虫のなかでもカブトムシに
並んで人気者だ。
「てんとうむしのサンバ」の歌を知らない人も
いないだろうし(?)、とにかくテントウムシと言えばナナホシテントウなのである。

ところがである!
この日本国内にテントウムシの仲間は160種以上がいる!そして世界には、なんと4500種も存在するのである!当サイトでも今後、何種類のテントウムシが登場するのであろうか。



『父やん!ホタル!』

またしても、である!
布団に入ってさあ寝ましょう、というときにである。
午後9時半。(我が家の就寝時刻は早い!)
おい、おい、それはなかろう。
いくらなんでもホタルはなかろう。
私は子供二人に挟まれて「川の字」で毎夜寝ているのだが下の子が「ホタルがいるよ」と叫ぶ。

親をからかってはいかんよ、
と言いかけて子供の指差す天井を見る。
すると暗闇に、おお!本当にホタルが!
いやともかく光りが点滅しておる!
淡く青白いほのかな瞬きが!

なんじゃあ!?これは!?
と私は不思議に思い布団から起き上がる。

すると、それはなんと、なんと!
私が血眼で探していた
携帯電話ではないか!

どこで紛失したわからず、散々捜しまわった挙げ句、
とりあえず携帯の番号に電話掛けてみたものの、
マナーモードにしてあったことを思い出し、
いくらうちの部屋にあっても鳴るわけないなあ、
とあきらめ、ついに使用中断処置をしたのであった。

ことの真相はこうであった。
夕方、私がベランダの洗濯物を取り入れる。
その際、胸ポケットに入れてた携帯電話のストラップが洗濯物に引っ掛かった。
そしてそのまま寝室の天井で洗濯物と一緒にぶら下がっていた。
そういう成りゆきであったのだが、
こんなこと普通、ありますか?

私が伝言メッセージを入れたおかげで、
携帯電話はその着信お知らせの「光り」を
ホタルのごとく律儀にも点滅し続けておったわけです。

『鳴らしてもだめなら、光らせてごらん!!』
新開 孝
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