| 久しぶりの雨でかさかさになって いた林の落ち葉もしっとりと潤った。
中里のエリマキアブ幼虫はついに 1頭のみとなった(写真上)。 先月半ばあたりから次々と 幼虫たちは姿を消していたのだ。 おそらくは落ち葉の中に移動したと 思われる。 この最後の幼虫はエノキの枝で 今でも獲物を待っている。 試しにアブラムシをそっと体に 乗せてやるとすかさずこれを 捕らえて吸血するのである。
バックナンバー1/25で触れた キヅタ喰う幼虫だが、 結局そのまま観察を継続してきた。 すると赤くなったキヅタの葉を 喰い続け立派な終令幼虫になった。 案ずることは無かったわけだ。 もうしばらくで蛹になるはずだ。 (写真中)
今朝は中里の林で 小鳥を捕まえた小型の猛禽が 飛び去っていくところに遭遇し驚いた。 猛禽はハイタカかツミあたりでろう。 またそれをすぐ後ろからカラスが 追い掛けていった。 横取りするつもりなのだろうか? 猛禽は空掘川の河原で狩りをし、 すぐさま林の奥へと飛び去る そういう瞬間であったようだ。
『機材の整備工作』
昆虫写真撮影では手作りの機材も 多く、自分が使い易いように 工夫している。 照明のストロボには光りを柔らかくする ためのアクセサリーを使用するが (ディフューザー、という) これもほとんどが手作りである。 使い込むうちにガタがきたり 破損することもあるので 今日のような雨の日などには 一日中、補修や改良の工作に 明け暮れることもある。 今回はディフューザーの傷みが 目立ってきたこともあり 使い勝手も高める工夫も加えての 改良型を作ってみた(写真下)。 これは100ミリマクロレンズ 専用のディフューザー。 インナーフォーカスで鏡筒が伸びない からこの格好のまま等倍まで撮影できる。 レンズフードもオリンパスレンズの 裏キャップで自作したもの。
撮影現場で不自由に思ったことを すぐにフィードバックして生かせる のが自作する利点でもある。
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