| 長時間の運転のあとは腰が痛む。午後5時すぎころ犬の散歩に出てみた。歩くと痛みも鎮まる。
田んぼのキツネアザミはすでに花盛りも過ぎ、種子の白い綿毛がよく目立つようになった(写真上)。チガヤの花穂も次々と開花が進み、白くて細長い穂がちらほら増えてきている。チガヤの穂はキツネの尻尾のようにも見える。カヤネズミの巣作りではこの柔らかい穂を使って産座を設えるそうだ。
キツネアザミと入れ替わるようにして花が目立ってきたのは、ノアザミ(写真中)。ノアザミの蕾みや花の姿には力強さを感じる。葉っぱには触ると痛い刺が多いから、その力強い印象をより強めるのだろう。 ノアザミは花期も長いうえ、訪れる昆虫の種類も多い。よく見かけるのがモンキチョウだが、大柄なカラスアゲハ、クロアゲハ、ジャコウアゲハそしてアオスジアゲハなども、ノアザミの赤い花にはよく似合う気がする。
畦道に沿ってカラムシの群落も元気に葉を広げている。夕陽の逆光を透かしてみれば、もうラミーカミキリが活動していた(写真下)。
(写真/E-3 シグマ105ミリマクロ) | |