| モンシロチョウのねぐら 2008/04/13(その2) | | 今朝はあぜ道のスイバでまだ休んでいるモンシロチョウを見つけた(写真上)。 スイバはどの株も花茎が高く伸長しているが、写真のは雌株の花穂でありすでに若い果実が多数ついている。 今日は小雨も振り続け、気温もあまり上がらないので、写真のモンシロチョウもこのまま一日中静かにしているしかないようだ。 このように朝や夕方、谷津田を歩けばモンシロチョウがねぐらについている様子があちこちで見られる。モンシロチョウはたいへん目立つから、この辺りのチョウのなかでは今の時期、一番数が多いのではないかと感じる。しかし実際にもっとも数の多いチョウは小型のベニシジミの方かもしれない。ベニシジミも草の上で眠っている姿をよく見かけるが、モンシロチョウほどには目立たない。
さて犬の散歩の途中、左手の薮から目の前にコジュケイが飛び出してきた。さっそく追いかけようとするわが犬を押さえつけ、慌てて逃げようとするコジュケイの姿を見届けようと思った。 するとコジュケイは道の右手の薄暗い生け垣へと突進していった。なるほど薮の中が安心、というわけだ。日頃、コジュケイが生息の場としているのは薄暗い林床だ。ガサゴソ、薮を歩く音を聞くことはよくあるが、数の割にあまり姿をしっかりと見る機会は少ない。
ところが右手の生け垣は公民館のフェンス越しにある(写真下)。どうするかと思ったら、コジュケイはそのままフェンスに派手に激突してしまった。かなり痛い思いをしたのではないか、と心配になるほどだったが、一旦地面に落ちてからすぐに立ち直って今度は左手の大きな林を目指して飛び去っていった。
写真で見るようにフェンスは人の目でははっきりと認識できる。しかしコジュケイにとっては、その粗いフェンスも「かすみ網」と同様、目に入らなかったようである。
(写真/EOSキッスデジタルN EF15ミリ魚眼) | |