| イッシキトゲハムシ(タケトゲハムシ) 2008/02/25 | | 天気情報によれば、明日から天候が崩れるとのことで、今日は串間市方面へロケハンに出掛けていた。フィールド探索も大事だが、自分の車が走っている道がどこからどこへと抜けるのか、地形や道順を体で覚えていく作業も必要だ。ついでに昨年見つけたムササビのねぐらも覗いてみたが、今日はいなかった。しかし寝床はしっかりとしていたから、また戻ってくるのではと思った。
さて、うちに帰ってからたいへん気に掛かっているオオテントウのことをネットで調べてみれば、『土佐の自然ギャラリー』や『相模国の自然』というサイトで餌の情報が出ていた。どうやらオオテントウはササ類につくアブラムシ類を(例えばササコナフキツノアブラムシなど)を食べるということだ。 先日、私の林の縁でオオテントウを見つけたことは、なるほどそれなら合点だ!
そこで急遽、オオテントウの餌となるアブラムシを探してみた。ササコナフキツノアブラムシに関しては、昨年からまったく見かけず、このアブラムシを餌とするゴイシシジミも死骸を一頭見ただけだ。したがって、ツノアブラムシのコロニーを見つけておきたい、という気持ちも強かった。しかし、ついにツノアブラムシ類は見つからず、他のアブラムシが一種だけ見つかった。そのアブラムシがオオテントウの餌となるかどうかは、あとで調べてみたい。
ササを丁寧に見ていくと、あちこちでイッシキトゲハムシ(タケトゲハムシ)の成虫が見つかった(写真)。数はたいへん多い。どれも必ず葉裏に張り付いたようにじっとしており、葉っぱを触ってもまったく動かない。 本種は昨年の8月11日に紹介したことがあるが、成虫も幼虫もササ類の葉を餌とする。今の時期に見つかる成虫は、はたして越冬から目覚めて活動を始めたものなのか、それともこれが越冬スタイルなのか?私には判断しかねる。
(E-3 35ミリマクロ+1.4倍テレコン)
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