| ナガサキアゲハ蛹とアオムシコバチ 2007/11/23 | | | | | 福岡からうちに戻ってみると,キンカンについていたナガサキアゲハの前蛹は蛹になっていた。そしてその蛹には先日から張り付いていたアオムシコバチの姿もあった(写真上)。
アオムシコバチ写真の等倍ピクセルを切り抜きしてみたのが(写真中)だが,これをみると産卵管を突き立てているのがわかる。産卵管にピントがきていないのは私の撮影ミスだ。まだ午後3時とはいえ,日陰で4倍接写をするには暗過ぎてフォーカス合わせはかなり難しい。モデリングライトを使うべきだった。
それにしても,アオムシコバチがこうまでして蛹に固執するのは何故だろうか?寄生産卵のタイミングはよほど重要らしいことが窺えるが,ではそれは具体的にどんな理由があるというのだろうか?
(OLYMPUS E−3 35ミリマクロ+2倍テレコンEC-20 )
『4年待ったOLYMPUS E-3を使ってみると,,,,,,!!!』
今朝は福岡市内のホテルをチェックアウトしてからすぐにOLYMPUS福岡支店の入っているビル近くのコイン駐車場へと向かった。駐車場から適当にクンクンと鼻を効かせながら歩いていると,遠くに『吉野家』のオレンジ色看板を見つけた。朝ご飯は吉野家の「特朝定食」で490円也。
福岡市内の中心街のしかも裏通りなどをプラプラ歩いてみると,それはそれで面白かったが私はこういうときのためのコンパクトデジカメを持っていない。 さて,OLYMPUS E-3の体感フェアの会場に出向いてみたが,そこでいろいろとお話を伺えたのはきわめて有意義な時間だった。E-3の内部構造なども輪切りにした状態や主要パーツの各部品を見ながら詳細な説明を聞けた。カメラはそれ自体がブラックボックスだが,その中にどういう具合に部品が詰まっているのか,一度くらいは覗いて確認しておくのも良いことだろう。
またE-3の新機能としてのストロボのリモート機能にしても,E-3の説明書を読んだだけではたいへんな誤解をしてしまうが,これも現場で聞いてみてもっと詳しい使い方がわかった。 新しく発売されたフラッシュFL-50RやFL-36RにはRCフラッシュシステムが搭載されており,離れた複数のフラッシュをカメラ本体の内蔵ストロボでオートTTLやさまざまなモードで調光出来る。ただしその場合,内蔵ストロボはコントローラーとしてしか機能しないのだ。内蔵ストロボが発光機能を失うのではそれは困る。
ところがストロボ側には通常のスレーブ機能というモード選択もあって発光モードがマニュアルであれば,内蔵ストロボをRCモードにしない限り,通常のスレーブ多灯発光が可能なのである。しかもマニュアル発光の光量調整段階はきめが細かくその幅も広い。
昆虫写真では被写体が画面に占める割合が極端に小さいことが多く,いくら優れたTTLオートストロボであってもカメラマンが望む微妙な配光具合をオートで補正しきれない場合がほとんどだ。だから私は多灯ライティングではマニュアル発光しか使わない。そういう場面でも今回の新型ストロボFL-50RやFL-36Rはちゃんと使えることがわかった。
E-3を使ってみると,その総合評価としてはかなりの手応えが私としてはあった。 デジタル一眼レフカメラとしては初めてだが,OLYMPUS E-3こそは,これなら2台以上を一気に導入して仕事に使いたいカメラだと思えたのである。
E-1が登場してから4年待っただけのことはあった。そしてズイコーデジタルレンズ群も,E-3とともにこれからこそ真価を発揮できるのだろう。
※ 昨夜,福岡で飲んだ焼酎の銘柄を『伊佐錦』と書きましたがこれは誤りで,正しくは『伊佐美』です。これはとんでもない間違いなのであります。なお昨日の記事はすでに訂正しています。
| |