| 昨日,日南市の海岸林で見つけたサツマゴキブリ2匹を持ち帰ってみた。林の落ち葉の下に隠れていた。 衝動的に捕らえてみるとどうもこのゴキブリを飼ってみたくなったのだ。3センチ程度の大きさやツルリンとしたボディ,なんともいい感じだ。
私が初めてサツマゴキブリに出会ったのは八丈島の空港ロビーを出たところの路上であったのも懐かしい。ぺしゃんこになった死骸だったが,初めて見たサツマゴキブリにとても感激した。
背面からは頭は隠れていて見えない(写真上)。お腹側から覗くと,まるで三度笠を被ったような顔が見える(写真中)。 本種は翅がとても小さく(矢印先の4枚)それは翅という機能はもたなくてウロコとでも言えるような見た目はお飾りでしかない。
鈴木知之さんの著書『ゴキブリだもん』(幻冬舎)によれば,本種の分布に北海道も含まれている。本州では静岡県以南の暖冬な地域に限れており本来は南方系種だろうと思われるが,飛び地のように北海道にも生息しているのは不思議な気がする。
(写真/E-500 35ミリマクロ+1.4倍テレコン)
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