| タイワントビナナフシ 2007/11/06(その2) | | 昨日、玄関外で長靴を履こうとしたらタイワントビナナフシがポロリと足下に落ちた。どうやら玄関に置いていたアボガドの鉢植えに止まっていたらしい。 初めて見る虫だが一目でタイワントビナナフシとわかったのは、落ちるときに大きな翅が一瞬広がるのが見えたから。
今日は庭のヤシャブシの木にとめて撮影してみた(写真上)。
タイワントビナナフシは前脚をまっすぐに揃えて伸ばし、枝になりすまそうとしているかのようなポーズのままじっとしている。その触角は前脚よりもわずかに長い。
本種には小さな前翅(写真中/矢印先)が2枚あり、その下には普段は畳まれている扇状の薄い後ろ翅がある(写真下)。うしろ翅は滅多に広げないので、写真のように指先で広げてみた。 図鑑によれば木から木へと飛び移ると記載がある。翅をはばたくことはできないようだから、ムササビのように滑空するのかもしれない。
タイワントビナナフシは山口県から九州以南に分布し、マメ科植物やワタ、ナシなどを食べるとされているが、広い範囲の植物の葉を食べているようだ。これまでのところオスは確認されていないそうだ。
(EOS-5D 100ミリマクロ) | |