| 仕事部屋の西側の外壁に巣を構えたコガネグモのメスが、今朝、産卵していた。すでに卵のうは完成間近であったが、うっすらと黄色い卵の粒が見える(写真上、下)。
このコガネグモのメスは、以前にも一度紹介したことがあるが、毎日、観察している限りでは、あまり獲物に恵まれていないようであった。巣網を掛けた場所の条件としては良くなかったのかもしれない。
ところが、先週あたりから彼女のお腹は急激に膨らんできた。実は先週から、うちの玄関の門灯は夜中は消灯し、新たに夜間ライトを仕事部屋の西側に設置したのであった。そこでたちまち、ここへは毎晩多くの昆虫が飛来するようになったわけで、当然ながらコガネグモのメスはたらふく獲物を得ることができるようになった。
そうした餌事情が深く関係しているかどうかはさておいて、今頃がこの南九州でのコガネグモ産卵シーズンであるらしい。 庭に棲んでいる他のコガネグモのメスでは、すでに数日前に産卵しているものもいて、さらにもうじき産卵しそうな、お腹の大きく膨らんだメスは、他にもいるのである。
写真下は地上から4メートル程の高さにあるコガネグモの円網。直径は最大のところで1メートル以上にもなる。
(写真上、中/E-500 35ミリマクロ+1.4倍テレコン) (写真下/E-300 50-200ミリズーム) | |