| 下の子供は小学2年生。どうやらクラスではクワガタムシを飼うのが流行っているようだ。そして戦いをさせるそうだ。
友達が自慢のクワガタムシを学校に持って来て、さんざん見せびらかされたわが息子も、クワガタムシを捕まえたいと言う。 うちの庭にはヒラタもコクワもノコギリもいるよ、とは前々から話していたのだが、カードゲームに夢中になっている状況では届いていなかったようだ。
下の子は、クワガタムシを捕まえるには昆虫ゼリーがいるとか、仕掛けがいるとか、どこかの本や友達の話とかで仕入れた情報をいろいろとのたまう。
「あのなあ。うちには樹液の出る木があってネ、毎日、クワガタムシが来とるよ。仕掛けなんか工夫しなくても、すぐに捕まえることできるじゃん。昆虫ゼリーは、いらんよ!そんなもん買わなくてもエエの!」
「ほら、お父さんの『昆虫ある記』、これ見てみな。ヒラタのアベックもいるじゃん。うちの庭に。」 で、結局、今夜のこと。親バカになった私は、継続観察中のヒラタクワガタのオスを採集してしまった。 言い訳するなら、いずれにせよこのオスは、一度は捕獲してきっちりポートレートを撮影しておこうとは思っていたのである。計らずしも、その作業が前倒しになっただけではある、、、、。子供も「友達に見せたら放してやろうかなあ。」とは言ってくれた。
(写真/EOSキッスデジタルN シグマ50ミリマクロ)  | |