| 怪しい花に群れる虫たち 2007/06/17(その4) | | ケバいじゃん!の花(その3)には、何か怪しい雰囲気が伴う。
私はかつてこのような花を見た事がなく、一体どこの国からやって来たのか?と怪訝に感じた。 ところが、この花にはニホンミツバチがやって来ては、さかんに花弁の外側を舐め回っていくのであった(写真上)。
不思議に感じるのは、ニホンミツバチは花の中へは決して入っていかないことだった。花の外側、それも特に付け根のあたりに馬乗りになっては、狂ったように表面を舐めていく。最初はどこかに穴が穿ってあって、そこから盗蜜しているのかと思ったが、そうではない。
しばらくして、今度はキアシナガバチがやって来た。彼女もニホンミツバチとまったく同じ行動をとり、まるで陶酔しているかのように、花から花へと滞在時間が長いのである。
さらに1時間ほどして、ふたたびこの花のところへ行ってみると(うちのすぐ近くなので)、今度はクロヤマアリ(写真下)や、他のアリなども訪れており、みんな花の外周をさかんに舐めているのであった。
ケバいじゃん!の花は、繁盛しているキャバレーか!と錯覚しそうになるが、上に揚げたそのお客たちの性は、みなメスである。例外的にクロウリハムシもいたが、性別まではわからなかった。
ケバいじゃん!の花キャバレーは、ホストバーだったのか!?などと、くだらない冗談を書いている時間があれば、早く花の素性を調べるべきかもしれない。
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