| コガタスズメバチの巣作りを撮影するにあたって、巣に近接するには限界がある。その理由の一つは、巣の位置が地面から2メートル近くもあることと、カメラを構えた私が近寄れば、コガタスズメバチ女王が警戒して通常の行動をとれないからである。
そこで、カメラだけを巣の近くに設置して、リモートで撮影する方法を考えてみた。昆虫写真で遠隔撮影することはあまり多くはないし、特にデジタルになってからの試みは初めてである。
Canonキッスデジタル用の市販リモートケーブルは60センチしかないので、今日は120センチのケーブルを作ってみた(写真)。ちょうど午後から雨になったので、明日の撮影に備えての準備作業に専念できた。 EOS-5Dならば、変換アダプターを使えば、10メートルの延長ケーブルが使用可能だが、内蔵ストロボが無いことなど、リモコン撮影に使用するには不利な面が大きい。 (写真/EOS-5D シグマ50ミリマクロ) | |