| ヨコヅナサシガメの羽化 2007/04/12(その2) | | 庭のクヌギで越冬していたヨコヅナサシガメ幼虫たちが、今日になって羽化し始めた。 午後4時近くになって、クヌギを覗いてみるとすでに羽化直後の成虫が多くいたが、ちょうど羽化脱皮を始めた2個体を見ることができた。 ヨコヅナサシガメは今でこそ関東に広く生息しているが、10〜20年前までは西日本にしか分布しておらず、さらに遡れば九州のみしか確認されていなかった時代もある。つまりヨコヅナサシガメは南方系の昆虫なのであるが、どういうわけかその分布域を北へと広げてきている。
羽化の様子を撮影するには、クヌギの幹に抱きつく格好になってしまう。ところが、そこへオオスズメバチの女王が、頻繁にやってくるのであり、やはりブーンという重低音の翅音が天空から響いてくると、クヌギから離れざるを得ない。 このオオスズメバチが、うちの林で営巣してくれればなあ、と矛盾した期待もしてしまう。
(EOS−5D EF100ミリマクロ サンパックB3000S)
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