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撮影スタジオ 2007/04/09
 スタジオというほどの大げさなものではないが、今日は丸一日掛けて室内作業部屋を片付け、なんとか仕事ができる態勢にできた。この部屋は主に室内撮影や、機材の工作などをするスペースである。デスクトップのパソコンも一台据えてある。
 物置小屋がまだ設置できていないので、この部屋には草刈り機やチェンソーなど似つかわしくない物件までころがっている。
 
 室内作業部屋の隣には、写真の保管と事務作業用の部屋があり、流し台もあって、そこでは昆虫飼育も行なう。私の場合、あまり飼育は好まないので、大きなスペースは必要ない。飼育については、敷地内での野外飼育も可能となった。

 引っ越してからこの1週間、いろいろと屋内や野外を併せて片付け作業に追われ続けてきたが、私の仕事部屋については、まずはパソコン環境を立ち上げることを優先して進めた。そのためパソコン以外の作業スペースは無茶苦茶な物置小屋状態になって足の踏み場も無いほどだったが、今日になってようやく落ち着いたと言える。
 もっとも、まだ飼育スペースの空間はこれからであり、そうはいっても免許証やら銀行の通帳の住所変更や、為すべき事はいっこうに減らない。

 というわけで、昨日、掘り出したコガネムシ幼虫の写真もまた後日へと先送りとなってしまった。
 そういえば、昨日は庭でクロコノマチョウを見た。クヌギの樹液の近くを舞ってからササ薮の中に姿を消した。
 うちの敷地内に生息するチョウは何種になるのだろうか?
 小諸の海野和男さんのアトリエに比べれば、はるかに少ないだろうけれど、今年中には確認できるはずだ。

(E-330  8ミリ魚眼)
新開 孝

日向夏と金柑 2007/04/08
 今日は、花壇作りの続き。
広さは1帖半ほどの花壇だが、草地を掘り起こすところから始め、コンクリートブロックで囲いを作ってみると、けっこうな肉体労働となった。
 これから腐葉土を敷き込んだりと、まだまだ作業工程は残っている。

 鍬で土を堀り起こしていくと、次々とコガネムシ類の幼虫が出てきた。かなりの数なので、幼虫を集めてみた。その幼虫たちの写真を紹介するつもりだったが、スタジオ部屋の整理をしているうちに撮影する時間がなくなってしまった。
 いや時間はあったのだけれど、少し疲れてしまった。

 そこで今日は、ここ宮崎で旬の果物を紹介してみよう。

 ひとつは日向夏。皮をナイフでそぎ落とし、乱切りにしてそのままほおばると、たいへんおいしい。冷やしてから食べるとさらにおいしい。
 金柑はよく洗ってから、丸ごと食べる。甘みと酸味のバランスが良く、これもおいしい。とにかく柑橘類の旨味の要は酸味であり、その微妙な味わいが良い。愛媛のミカンは、それはそれでおいしいけれど、甘味にこだわり過ぎてはいないか、そんな感じがした。


(E-500  35ミリマクロ)

 
新開 孝

モンシロチョウのねぐら 2007/04/07(その2)
 近所への挨拶回りの帰り道、田んぼのあぜ道で、ねぐらについたモンシロチョウが目に入った。家族皆で歩いていたので、うちに戻ってからそのモンシロチョウの場所へダッシュした。撮影しているうちに日没となった。
 モンシロチョウを撮影した帰り道、ねぐらに戻る途中のカラスにも出会った。

(EOSキッスデジタルN 100ミリマクロ)

新開 孝

クヌギ 2007/04/07(その1)
 敷地内のクヌギで、すでに立ち枯れたものもある(写真上)。
このクヌギの根部にはノコギリクワガタの幼虫が入っているのではないか。そう思うと、このクヌギの根っこを掘り起こし、ノコギリクワガタ幼虫の生息部位という断面を撮影してみたくなった。

 ノコギリクワガタ幼虫の生息場所をわかり易く描いた写真というのは、これまでほとんど見た事が無い。ともかくも、私の林では、そういう撮影を思う存分できるのである。

 そして隣のクヌギでは、ヨコヅナサシガメの幼虫たちが、体をパンパンに膨らませて、羽化の日を待っていた(写真下)。

 (写真上/EOS-5D EF15ミリ魚眼)
 (写真下/E -330 8ミリ魚眼)新開 孝

越冬ハンミョウ 2007/04/06
 今朝は、物置小屋を設置する場所を掃除した。すでに物置小屋は発注してあるが、設置場所の条件を業者が下見に来るというので、急遽、整備したわけだ。

 ところが隅っこに放置されていたベニヤ板(写真上)をめくると(写真中)、なんとハンミョウが一匹、そこで冬越ししていたのであった(写真下)。

 ハンミョウは、全国的に激減しており関東地方では特に少なくなってきている。しかし、ここ九州ではまだまだ健在のようだ。

 ハンミョウの越冬場所というのは、崖などの土中の隙間などが、よく知られているが、こうした安直な場所も越冬場所に選ばれることを初めて知った。
 
(E-500 35ミリマクロ+1.4倍テレコン)

 『草刈り作業』

 草刈り作業はこのところ連日、1時間半程度は行なうようにしている。今日は花壇を作るための草刈りも行なった。花壇には百日草を植える予定である。
 そこで土を掘り起こすための必需品、鍬も買い求めた。こうしてどんどん、農作業用道具も増えてきたので、物置小屋はどうしても必要なのである。
 
 草刈り作業などをするときに、私はつなぎを着ている。つなぎにはポケットもあって携帯電話を携えているが、携帯電話のバイブレーターもまったく無効となってしまうことが今日になってわかった。草刈り機の騒音と振動で、携帯の着信に気付きようがないのである。
 
新開 孝

寒い朝 2007/04/05
 今朝も冷え込んで、あぜ道には霜が降りていた(写真上)。

 うちの子供達は、新しい小学校に初登校の日。学校までは歩いて40分程度だ。全校生徒数は60数人。
 今回の転居については、私の仕事の都合が優先していることからも、少しは子供達から恨み言を言われても仕方が無いかなあと思っていたが、案外、元気に登校してくれて安心した(写真下/画面奥は霧島山)。

 下校後は、兄弟ともに友達と遊びに出掛け、とても嬉しそうにしていた。下の子はさっそく友達に釣りに誘ってもらい、池に行ったそうだ。釣果はゼロだったそうだが、そのあとは友達のお父さんが仕掛けているイノシシの罠を見に行ったという。どうやらその罠はうちの近所にあるらしい。

 私は午前中は室内の荷物整理をし、午後、買い物から戻ってからは、草刈り作業をした。
 私はかつてロビンソン・クルーソーに憧れたこともあって、孤独に自然と対峙することには喜びさえ感じる。草刈り機の扱いもかなり慣れてきた。明日は、チェンソーを発注する。林のクヌギたちは、ササの猛威に晒されてまさに悲鳴をあげているかのようだ。このまま放っておけば、ササ山に変貌してしまう。

(写真上、下/E-330 14-54ミリズーム)

 

新開 孝

コミミズクの春 2007/04/04
今日も部屋の片付けが続いている。用事があって宮崎市にも出掛けてきた。三股町から宮崎市内までは1時間程度で、信号もほとんどなくて快適なドライブとなる。
 そこで本日の写真は、少し遡って先月の28日に松山で撮影したものをアップしてみた。


コミミズクの幼虫は、冬の雑木林でよく見つかる普通種。しかし、これまで成虫の姿を見た記憶があまりなく、当然ながら成虫を撮影していなかった。

 ところが今日は、コナラやアベマキの梢を見ていると、次々とコミミズク成虫の姿が見つかり、少し興奮した(写真上)。ほんとうに密度が濃いのだ。
 さすがに成虫ともなると、隠蔽擬態の技では幼虫に劣るが、それでも成虫の姿は枝にできた瘤のようにしか見えない。

 しばらく探してみると、羽化寸前と思われる幼虫も見つかった(写真中)。でっぷりと太った腹部は、羽化脱皮が近いことを窺わせる。ならば、羽化途中の個体もいるのではないか、そう思って探してみると、脱皮殻と並んだ羽化直後の個体が見つかった(写真下)。

 コミミズクは、幼虫の隠蔽擬態があまりにも見事なことから、その姿がよく紹介されるが、その割に成虫の写真を見る機会はきわめて少ない。

 今日訪れた場所は、松山の実家から車で10分もかからない丘で、里帰りした際には必ず立ち寄るお気に入りのフィールドの一つ。
 ここにはアベマキやコナラが生えており、以前、ヤママユガの本を作るときにここで越冬卵を採集したことが懐かしい。

 そのような、自分でもよく知っているつもりのフィールドで、多数のコミミズク成虫に出会えるとは意外でもあった。

(写真上、中/ EOS−kissデジタルN 65ミリマクロ)
(写真下/ EOS-5D)
新開 孝

霧島山 2007/04/03
 我が家の北西の方角には、霧島山系が望める。

韓国岳(からくにだけ)が標高1700メートルで最高峰らしい。もちろん私は一度も登ったことがない。
この霧島山系には雲がかかっていることが多く、なかなか山容を見ることができないが、今日は
正午前ころのわずかな時間だけ、山頂部まで見ることができた。(写真上)。
 まだ少し雲がかかっているが、このあと完全に雲がとれた。しかし、そのころには大気全体にガスが
立ち込めて山容はほとんど霞のようにしか見えなくなった。

夕方になって日没が綺麗だった(写真下)が、霧島山は姿を完全に隠したままだった。

 
 新居は北諸県郡(きたもろかた)の三股町にあるが、すぐ隣は都城市となり広大な盆地である。
生活に必要な買い物は三股町内の店でも間に合うが、やはり品物によっては都城市にまで
出掛けることが多くなる。
 都城市はかなり大きな町で、最初のころは店舗の数も種類もあまり多くないと感じていたが、
それは大きな間違いであることが、日に日にわかってきた。
主だった大型店舗は市内中心を通る国道沿いに集中してはいるが、以外に分散しておりあちこちの
店舗を回っていると、とんでもなく移動距離が長くなり、都城市の巨大さを感じてしまう。

 まだ地理感覚が掴めないせいもあるだろうが、敢えて地図に頼らず、できるだけ知らない道を
通るようにしてみたりしている。
 毎日、朝から部屋の片付けばかりしていて、少し飽きてもきたので、今日は1時間だけ浄化槽周辺の草刈をしてみた。
今週中には浄化槽のメンテナンスが来る。うちには水道もなければ、下水もないわけで、浄化槽の管理を業者に委託しなければならない。

(写真上・E-330 14-54ミリズーム)
(写真下・EOS-5D  EF400ミリ)

新開 孝

三股町の今日 2007/04/02
 ここ宮崎県、三股町の新居に着いたのは先月の30日、午後6時近くであった。
まだ荷物の片付けは続いており、どうにか落ち着けるのは今週末ころになりそうだ。

 東京、清瀬市のマンションを引き揚げたのが先月26日であり、その夜は東京フェリーターミナルから
徳島に向けて出港し、船上で一泊してから、翌27日の午後2時過ぎに四国上陸となった。

 松山の私の実家と、西予市の嫁さんの実家に立ち寄り、愛媛県は八幡浜から、大分県の臼杵へと渡ったのが
30日で、さらに臼杵から三股町まで、宮崎県をほぼ南北に縦断すること5時間の道のりであった。

 今回はほんとうに遠い地へ移住したのだなあ、としみじみ感じるほどの長旅であったが、航空機を使っていれば
そういう感覚も薄れてしまっていただろう。
 
 荷物の整理や移転に伴う諸手続きなどに終われて、観察や撮影に割ける時間がほとんどないのが現状である。
今は生活に必要な環境を立ち上げることで精一杯であるが、それでも一休みをかねて敷地内を少しだけ歩いてみた。

 敷地内のクヌギ(アベマキだろうか?)はすでに芽吹き、雄花を多数垂れている木もあり、中に一本、かなり香ばしく樹液を出している
木もあった。見ればクロオオアリがたくさん群れている(写真上)。またクヌギの幹の窪みにはヨコヅナサシガメ幼虫が多数固まって潜んでいた。

 それにしてもクヌギ林には笹が凄まじいほどはびこっている。そのせいだろうか、立ち枯れている木もあって、このまま放っておくと
完全に笹林になってしまいそうだ。大きなクヌギの立ち枯れ木は、それはそれで面白い観察が期待できていいのだが、
雑木林再生に向けて、人力を加える必要を強く感じる。今日は、買い物ついでに草刈り機の混合油を買い足しておいた。
 うちの近所のホームセンターは「コメリ」という店で、店舗面積は小さいけれど、かなり商品の品種は充実している。
チェンソーの手ごろな機種も品定めしておいたが、東京に比べて全体に物価が低いのは嬉しい。

 ともかくも、我が家は近隣からぽつりと隔絶されており、夜昼かまわず、例えば電動ノコギリを使うこともできる。
電動ノコギリはもうずいぶんと昔に購入したものだが、あまりの騒音のため、これまで東京にいるあいだに使ったことは、
一回だけしかなかった。電動ノコギリを思う存分、使いたいときに使える!これは大いに快感であった。

 
 今日の夜になって、ようやく電話回線とADSLの開設工事ができた。局から4キロ近く離れているので、接続速度は遅いそうだ。
それでもまあとにかく、ネット環境ができたので安心できた。
 ただし、今のところテレビが映らない。これは子供から大変不評だったが、仕方が無い。アンテナの屋外増幅器に必要な電源ユニットが
そっくり無いのである。どうやら前の住人が持ち去ったらしい。音声はしっかり入るが、画像は点描のようでほとんど見えない。
屋外増幅器はアンテナ支柱のかなり高い位置にあり、
双眼鏡を使っても、増幅器の機種名が判読できない。電源ユニットを発注するには増幅器の機種名が必要だ。

 あれやこれやと、現代人にふさわしい生活を充実させようとすれば、それなりに問題が次々と出てくる。
なんでも当たり前にあった東京とは少し事情が違う。三股町での生活は始まったばかりだが、とは言え、私にとってはいかにも過ごしやすいと
感じている。

 久しぶりに町の酒屋で、屋久島の焼酎「三岳」を見つけて一升瓶を買ってみた。
新開 孝

写真展「清瀬の昆虫たち」、本日、終了 2007/03/18
今月、10日から開催していた写真展「清瀬の昆虫たち」が今日で終わった。

開催期間中は予想以上の反響で、ホッとしているところである。
「清瀬自然を守る会」の大勢の方々や郷土博物館のスタッフの方たちには、たいへんお世話になった。ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいである。

また山形や長野県という遠方からも会場に駆けつけていただいた方もいて、恐縮しつつも嬉しかった。

午後2時からは私の講演をおこなったが、会場では立ち見の方もいらっしゃった。申し訳なかった反面、多数の方々が聞いてくださり、有り難かった。

こうしてしゃべっている私の頭もずいぶんと薄くなった。これから引っ越す宮崎県の新知事の頭に似てきたのも偶然ではないかもしれない。かっこよくハゲようと願っていたが、そううまくもいかないようだ。

それはさておき、講演には知り合いの方々も多く来ていただいた。なかでも森上信夫さんには、会場の様子や記念撮影を行ってもらった。会場の片付けまで手伝ってもらったが、森上さんからは近日中に発売される本をいただいた。
文一総合出版の「昆虫の食草・食樹ハンドブック」であるが、森上さんは昆虫を担当され、植物は林将之さんが手掛けられている。ポケットにも収まるサイズなので、野外観察のときには重宝するだろう。こういう本は私も欲しかった。
 
(写真は2枚とも森上さんが撮影)
新開 孝

清瀬の昆虫たち写真展 2007/03/14
 今日はよく晴れたが、風は冷たく気温は低い。セイヨウカラシナの花もポツポツ
咲き始めたが、これではツマキチョウも飛べないだろう。

 会場には午後から赴いた。というのも、今日から明日、明後日までの午前中は、引っ越しの準備作業があるからだ。それにしても荷物はやたらと多く、いくら段ボール箱に詰めても、片付かない。

 会場には、仙台の昆虫写真家、中瀬潤さんが来ていただいた。中瀬さんは、水生昆虫を中心に撮影なさっており、昨年、偕成社から『カゲロウ観察事典』という本を出版された。事情あって今日は日帰りされるというので、新秋津駅前の居酒屋「サラリーマン」で軽く一杯やってから、御見送りした。

 中瀬さんは、これからは昆虫だけに留まらず、川という水系に生きるいろいろな生き物の生活まで撮影域を拡げていくそうである。中瀬さんのきめ細かい、優しい視点でもって、みちのくの渓流の自然を生き生きと描写してくださることに、大いに期待したい。

 (Canon キッスデジタルN EF15ミリ魚眼)  新開 孝

新刊『虫のこどもたち』福音館書店 2007/03/13
 6月上旬に、福音館書店から『虫のこどもたち』が発売される予定。

 本書は2年前に出した『虫たちのふしぎ』の姉妹編という形で構成している。撮影期間は2006年のほぼ一年間で、撮影地の99%は清瀬市内である。只今開催中の清瀬の昆虫写真展には、残念ながら印刷が間に合わなかった。

 『虫のこどもたち』は、前作『虫たちのふしぎ』よりも写真を大きくレイアウトするようにしてみた。頁数も20頁ほど増えている。『虫のこどもたち』をめくっていくうちに、読者の方がしだいに野原へ、林へと出向いてみたくなるよう感じていただければと、願っている。写真ではなく、ほんものを見てみたい!そう思うような本をめざしたつもりである。

 一方で、このところ私の昆虫を見る感覚が、どこかで独りよがりになっているのではないか、という懸念を強く抱いているのも事実だ。いつも一人っきりで本の構成を固めてしまうやり方に、いささか行き詰まりを感じる。表現者としては深刻な問題だ。

 今、清瀬市で開催している写真展をひとつの締めくくりとし、新しい生活の場、宮崎への転居とは、膠着したような私の感覚を一新する上では、非常にタイムリーな機会だと捉えている。まったく生活環境が違う場所で暮らし、庭の手入れ、雑木林の整備、ご近所の農家の方々との付き合い、新しい未知のフィールド探索、等々、自分の感性に刺激を得るには充分過ぎる時間があるだろう。そこでしばらく、昆虫写真家としての自分を見直す必要があるようだ。


『清瀬の昆虫 写真展 講演について』

 写真展最終日の18日、日曜日には、午後2時から1時間、私の講演が予定されている。当初、50名という定員で予約制にしていたが、予約希望がいつのまにか80名を超えてしまった。そこでなんとか会場での工夫をして、80数名までは入場枠を拡げていただいたが、さすがにここで閉め切りとなった。
 私はそれほど予約が入るとは考えてもおらず、当日にも空席があるようなことをここで以前に書いてしまい、そのおかげで予約し損ねた方もいらっしゃったようだ。その点については、たいへん申し訳なく思っている。

新開 孝

「清瀬の昆虫たち 写真展」 2日目 2007/03/11
 午前中は雨で気温が低かったこともあり、来館者はぱったり途絶えたような状況であった。しかし、午前11時頃から来館者の方の姿が目立ち始め、正午には外も晴れてきてそれと同時にギャラリー館内は盛況となった。

 今日も知り合いの方達が数多く来場してくださったが、数年もお会いしてなかった方などは、すぐにお名前が思い出せず、失礼なことをした。
 最近は昆虫の種名をどんどん忘れていくような気がしていたが、人の名前もしばらくお会いしていないと、すぐには出て来なくなった。

 さて、本日は森上信夫さんが来られた(写真下)。
森上さんは大学職員という職をもっておられる一方で、昆虫写真を撮り続け、これまでに図鑑やあるいは出版本などで活躍なさっている。かつて動物写真部門で「アニマ賞」も受賞なさっている。
 昆虫写真家のスタイルとしては、森上さんのような兼業写真家というやり方もありだろうし、むしろそうした方達のほうが主流になってくるのかもしれない。

(E-330  ズイコーデジタル 7−14ミリ F4)

新開 孝

写真展 清瀬の昆虫たち、開催初日 2007/03/10
清瀬市郷土博物館で、本日から「新開孝写真展 清瀬の昆虫たち」の開催となった。
朝日新聞の今朝の朝刊に紹介記事が掲載されたおかげで、遠方からの来館者の方も多く
びっくりした。
 私の知り合いの方も次々と来場していただきうれしかった。山形県からは、永幡嘉之さんがいらしてくれた。永幡さんは最近では『リシリノマックレイセアカオサムシ さいはての島の小さな奇跡』(昆虫文献 六本脚)という本を共著(文・井村有希)で出版された若手の自然写真家である。
 一昨年の6月、小学館ネオ図鑑『カブトムシ・クワガタムシ』の撮影の仕事で山形県を訪れた際、永幡さんにフィールドを案内していただき、ほんとうに助かった。そこで初めてお会いし、お話を伺っていると、永幡さんの自然全般への知識の広さ、洞察力の鋭さ、そして並々ならぬ情熱が感じられた。
 永幡さんは34歳と若く、これからますます活躍の場を広げて欲しいと思う。

明日も私は終日、会場にいます。お時間ある方は、是非いらしてください。

(E−330 7-14ミリ ズイコーデジタルズーム)
新開 孝
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