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ウスタビガのメス 2006/11/10
 先日、ウスタビガのオスを紹介したが、今朝はメスに出会えた。

 ウスタビガは、羽化したあと自らの繭がそのまま足場となり、特にメスの場合は繭にぶらさがったまま「コーリング」と呼ばれる性フェロモン放出を行なう。こうしてオスがやってくるのを待つわけで、したがって繭にぶらさがっている時間がたいへん長くなることもある。私の観察ではなんと8日間もぶらさがっていたメスもいた。反対に短い場合では、羽化後20時間以内に飛び立ってしまったこともある。
 
 ところがオスでは、羽化して翅が伸び切ってしっかりすると、繭に長く留まることなく大空へと旅立ってしまう。つまり野外で繭にぶらさがったオスに出会える確率はきわめて低いのである。羽化の瞬間に立ち会えれば、別だが、、、。

 ウスタビガの羽化時刻というのは、近年の研究報告によると、午後2時から始まり、ピークは午後6時だったという(三田村敏正:「ウスタビガの配偶行動と産卵」Int.J.Wild Silkmoth &Silk 8,73-80(2003))。
 私が観察した範囲でも、羽化時刻は3時から4時半のあいだであり、ヤママユなどの午後7時以降の夜間羽化に比べると、ウスタビガの羽化時刻は少し早めの夕方となっている。
 しかも前出の報告によれば、ウスタビガのオスは早朝5時頃から活動をはじめ、昼間さかんに飛翔し、活動が終了するのが午後4時頃という。
 実際、秋晴れの林の上空をかなりの速度でまっしぐらに飛翔するウスタビガのオスの姿はよく観察できる。

 さて、真冬の雑木林の梢で見つかるウスタビガの繭殻に、ときおり卵が付着している理由も、もうこれで御わかりになった事と思う。
 繭にぶらさがったメスのところへオスが飛来し、そこで交尾が成立するケースが、けっこうあるということを物語っているのである。メスは最初の産み始めを繭表面で行ない、それから他所へ移動しながら産卵していく。 

(E-330  ズイコーデジタル8ミリ魚眼  )

 
新開 孝

セスジツユムシ 2006/11/09
 セスジツユムシのオスが死んでいた(写真上)。

 死因は定かでないが、寿命が尽きたのではないだろうかと思える。鉄柵上に静かに横たわる姿には、秋の終わりを感じさせるものがあった。

 一方、少し離れた場所ではセスジツユムシのメスが脚をふんばって静止しており、その姿にはまだまだ元気!という感じを受ける。たしかにメスのお腹はいっぱい詰まった卵で膨らんでおり、これから産卵をする日々を待っているのであろう。

 (E-500  マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)

新開 孝

金網防護柵の昆虫たち 2006/11/08
 今、手掛けている本造りのなかで、どうしても撮り直しをしたい1枚の写真があった。ほんとうは部屋に籠っていろいろやるべき仕事があるのだが、その撮影をするために中里の林に午前中いっぱい出てみた。

 秋晴れの林を歩くと、とても心地良い。心地良いけれど、だからといって仕事の段取りを忘れてはいけない。
 昨日、同行した森上さんのリクエストもあって、今日のフィールド巡りにはその要望のあった観察も組み込んでおいた。条件さえ良ければ、森上さんはこの中里へわざわざ撮影に来られるそうだから、その判断基準となる観察をきちんとしておきたい。

 さて、これまでにも幾度となく紹介してきた、「金網柵の昆虫観察トラップ」。空堀川の遊歩道と雑木林の間に設えた防護柵は、さまざまな植物や昆虫の生活空間となっている。

 先日、産卵の様子をアップしたコカマキリの卵のうも、今はしっかりと色付いた(写真上)。その並びで見ていけば、スジグロシロチョウの越冬蛹も見つかった(写真中)。アオマツムシのメスも、ちょうど手頃な隠れ家として、この金網柵の庇をよく利用している(写真下)。


(E-330   ズイコーデジタル魚眼8ミリ+1.4倍テレコン)

 『清瀬市郷土博物館での写真展』

 来年3月(平成19年)、清瀬市郷土博物館にて、私の写真展と講演などが催される予定。
 詳しいことはまた改めてお知らせしたいと思うが、この催しでは、私が当「昆虫ある記」で綴ってきた写真観察のパネルもかなり含まれる。私が長年、東京都清瀬市に住み、その身近なフィールドで撮影してきた昆虫たちの姿を紹介するつもりである。
 期間は3/8〜3/18の10日間で、最終日の18日には講演会を予定している。

 3月の末には宮崎への移転も控えているので、この写真展の開催中は荷物の梱包などに追われていることだろう。しかし、できるだけ会場に出向いてみたいと思っている。

 今回の催しは、私の東京生活24年間の締めくくりの、大きな一つになるに違いない。

 新開 孝

ウスタビガのオス 2006/11/07(その1)
 所沢市のある広大な雑木林は、私が過去にメインフィールドとして足繁く通った場所である。
 午前中の青梅市のフィールド(その2)をあとにして、午後からは所沢市に場所を移した。ここでの案内役は、今度は私が務めることとなった。

 しかしながら、この所沢市郊外の雑木林の荒廃はいかにも激し過ぎる。私のお気に入りだったクリ林も、今では手入れされることなく放置されたたままで、悲惨な姿となってしまった。同行した森上さんには申し訳ない気もするが、過去の私が撮影した現場の仔細を話しながら歩いていると、ウスタビガのオスに出会した(写真上)。

 (EOSキッスデジタルN  EF15ミリ水平魚眼)

 新開 孝

キノカワガ 2006/11/07(その2)
 今日は、青梅市のある谷戸へ案内してもらった。案内役は森上信夫さん。森上さんは当「ある記」では何度も登場しているが、大学職員を務めながらも精力的に昆虫写真を撮っておられる。今年は、私と一緒にフィールド巡りするのも最後になるということで、何回かご一緒する機会があった。
 本来、私は人と連れ立ってフィールドを歩くことを好まない。しかし、観察会の仕事をきっかけに、ときおり仕事関係の方々と個人的にフィールド巡りする機会が増えてはいる。

 カキの木の梢で、森上さんが「これは何でしょうね?」といって見つけたのが、キノカワガの繭殻であった。そこからしばらく歩いて、今度は私がスギの樹皮上でキノカワガの成虫を見つけた(写真)。

  「ここでコマダラウスバカゲロウの幼虫でも見つかると面白いね」などと言いながらその幼虫を探してみたが、繭殻すら見つからなかった。


(EOS-5D  EFマクロ100ミリ)
 
新開 孝

ゴマダラチョウ幼虫の衣替え 2006/11/06
 ゴマダラチョウ幼虫はエノキの葉で見つかる。それも葉の表面にでーん、と構えているのでたいへん目につき易い。
 ゴマダラチョウの幼虫は自分の居座る場所を一旦決めると、ずっとそこで暮らすようになり、食事のときだけ他の葉っぱへと出掛ける。つまり、芋虫と言えど住居を定めるわけである。この住居とは、葉の表面と葉柄(葉っぱの付け根)部分に糸を丹念に吐きつけただけのものだが、足場としてはしっかりしており、例え強風が吹き荒れても、幼虫が投げ飛ばされるようなことは滅多にない。

 さて、9月23日に見つけた幼虫をこれまでずっと観察してきた。マンションから駐車場に通う途中にあるエノキだから、数日おきには幼虫を見ることができた。
 今日は、幼虫の体色がすっかり茶色になり、住居もすっかり枯れ葉となっていることに気付いた(写真中段、下段)。そこで、9月と10月に撮影した写真をここにまとめてみた(写真上段/4枚組、クリック拡大してご覧下さい)。

 4枚組のうち、左上が9/23、右上が10/4、左下と右下が10/31に撮影したもの。10/31の段階で4令になっている。

 体色が茶色になると、いよいよ地面へ下り、落ち葉のあいだに潜り込む日もそう遠くはない。
 秋も深まり、冬がそこまで来ている。そういう季節のうつろいを、ゴマダラチョウ幼虫の衣替に見ることが出来る。

(EOSキッスデジタルN   シグマ50ミリマクロ)

 新開 孝

セスジツユムシのメス 2006/11/05
 数日ぶりに中里の林を歩いてみた。

 日曜日とあって散策する人の数も多いが、平日でも歩いている人の数は決して少なくはない。ただ、今日は若い年齢層の方が目につく。普段は高齢化社会の現実を物語る風景となるが。

 このところアオマツムシのけたたましい鳴き声も、さすがにちらほら聞こえる程度にまでなってきた。そういえば、昨日まで滞在していた宮崎では、まったくアオマツムシの鳴き声を聞いていない。お隣の鹿児島県でもアオマツムシの記録は2002年が初めてというから、ここ南九州では、アオマツムシの侵入は遅れているようだ。
 こういう帰化昆虫の分布拡大に伴う侵入は、できれば願い下げしたいところだが、人間の社会活動が盛んな限りは、いずれ時間の問題であろうと想像できる。
 アオマツムシのことを考えていたら、ふとセスジツユムシの日光浴する姿が目に入った。

(EOSキッスデジタルN  シグマ50ミリマクロ)

 『三股町、雑木林の整備とは』

 宮崎県、北諸県郡三股町。ここに今年購入した新居へ移転するのが、来年3月末であり、入居へ向けての準備が具体的に進行し始めている。

 いろいろやるべきことが多い中、敷地内約2200平米の山林の整備については、今回の滞在中に考え直すことになった。これまで山林の整備は、業者なりシルバー人材なりに委託して、まずはササ刈りを全面的に施そうと考えていた。
 しかし、クヌギを主体としたこの山林、雑木林を、私は自分の仕事の野外スタジオに仕立てたいと目論んでいる。どこをどう伐採し、林をどういうふうに変えていくのかは、私自身が最初から手をつけ、自分の力でできるところまでやってみたい、そう思い始めたのであった。
 たしかに人一人の力で全てを一気にやり通せるわけではないが、例えば3年計画で少しずつエリア順に進行していくのでもいい。時間を掛けながらでも、林をじっくりと眺めて理解してみたい、そういう気持ちが強くなっている。撮影する時間が減ってでも、林を自分の手で造り直してみたい。その途中の様々な林の姿を見ていきたいのである。

 で、さっそくは、林の整備の道具として、チェーンソーが必要である。これもいろいろ機種があって、少し調べなければならないが、いずれにせよ必需品である。すでに草刈り機は、叔父からプレゼントとして一台いただいているが、これも用途によっては別機種も新たに必要となる。
 私はここしばらく、農機具などの選定に時間を掛けなければならなくなった。デジタルカメラの新機種がどうのこうのなどは、二の次である。
 
 新開 孝

キタテハのねぐら 2006/11/04
 今朝も宮崎市内で朝を迎えた。

 昨日と同じ畑に出向いてみると、こんどはキタテハのねぐらが見つかった。センダングサの葉裏にじっと静止し、触覚は翅の間に隠している。
 見つけた時刻は午前6時半だったが、午前8時半に見たときもそのままの姿勢だった。

 今日は、三股町の新居で、工務店の方とリフォームや仕事棟増築の打ち合わせであった。いろいろ細かく相談しているうちに、2時間ほどあっという間に経ってしまった。

 打ち合わせが終了して、居間でくつろいでいたら、ヒメスズメバチの女王が部屋に入ってきた。ヒメスズメバチの初期巣が庭でも見つかっており、来年の夏には巣造りも楽しみにできるようだ。

新開 孝

タテハモドキ 2006/11/03(その1)
 朝は冷え込んだが、陽射しはかなりきつく、三股町の新居に着くころには、気温もどんどん上昇した。やはり南国宮崎である。

 今日は新居の庭や室内の掃除をしてみた。明日はリフォームのために施工店と打ち合わせをするので、その下見をしておいた。

 さて、庭木を剪定していると、いきなり草陰からタテハモドキが飛び出してきて驚いた。とても新鮮な個体で、今朝あたり羽化したのだろう、飛び方も弱々しい。どうやら我が家の敷地内で発生したと思われる。

 タテハモドキはこれまでに、私は八重山諸島でしか撮影したことがないので、とても懐かしい気がした。


 我が家の新居を少し離れた位置から撮影してみた。建物の右側に緩く傾斜しているのが雑木林で、もちろん我が家の敷地内である。うちは小高い丘の上にあるので、敷地の全貌を見渡すことは不可能だ。
 ただ、庭に立っている鯉のぼりの杭はかなりの高さがあるので、カメラ固定をうまく工夫すれば、真俯瞰の写真が撮影できるかもしれない。この杭はいづれ切り倒すことにしているが、そういう得がたい撮影のために、しばらく残しておこうかとも思う。新開 孝

ツチイナゴ 2006/11/03(その2)
 本日の朝は、宮崎市内で迎えた。
 早朝、叔父の畑に出てみれば、カンナの花をねぐらにしたツチイナゴがいた(写真上)。
 いかにも寝心地の良さそうなねぐらだが、そのせいかこのツチイナゴの眼は妙に青い色をしている。青というか瑠璃色というか、なんとも怪しい色だと感じる。

 宮崎といえど、今朝はけっこう冷え込んでいた。ようやく朝の陽射しが畑にかかってきたころ、ナナホシテントウも活動を始めた(写真下)。新開 孝

クワコの成虫 2006/11/02

 昨夜、マンションの灯火にクワコが飛来していた。

 成虫は年に2回出るので、今活動しているのはその2回目の発生。今年さいごの成虫というわけだ。
 冬越しは卵でおこなう。もうそろそろ、ヤマグワやクワの枝や幹を丹念に見ていけば、卵が見つかるころかもしれない。卵は複数個をまとめて産みつけられるが、産卵直後のときはクリーム色をしていて綺麗だ。時間が経つにつれ卵は灰色の地味な色となり、見つけにくくなる。
 
 クワコの雌雄ともに触角は櫛歯状だが、雄のほうが櫛歯が長いそうだ。写真の個体はオスだろうか。クワコの頭は小さく、体に埋もれるような格好であり、口吻は退化してない。つまり成虫は餌をとることなく、繁殖活動のみに勤しむ。

 近所のヤマグワなどで幼虫の姿や繭殻はよく見かけるが、成虫は夜行性ということもあって、滅多に出会うことがない。

(E-500   マクロ35ミリ+1.4倍テレコン 内蔵ストロボ+ヒカル小町10i)

 『宮崎県、北諸県郡の新居』
 
 私が宮崎県を初めて訪れたのが、今年の2月末のこと。
 それから数回、宮崎に通い、来年から移転する新居が決まった。
 当初、移転先の物件を決めるにはかなりの難航を予想していたが、案外あっさりと良い物件に出会えた。

 およそ東京などに住んでいては望めない、広大な敷地と澄んだ空気。田園風景の先には霧島山系の眺め。生活水は霧島山系の豊かで清純な湧水を汲み上げる井戸水。
 なんだか良い事尽くめのようだが、これまでに経験したことがない田舎暮らしには、それなりのマイナス面も多く待ち受けていることと、今から覚悟を決めておく必要もあるだろう。

 さて、明日から宮崎県、北諸県郡の三股町(都城市の西隣)にある新居を家族皆で訪れる。いよいよ私の仕事棟の施工やリフォームの細かい現地での打ち合わせのためであるが、とくに子供たちには新しい生活環境に少しでも馴染んで欲しいと思う。

 というわけで、明日からの「ある記」更新はしばらく途絶えるかもしれません。新開 孝

コカマキリの緑色型 2006/11/01
 コカマキリの体色はほとんどが茶褐色(写真上)であり、緑色をしたタイプはきわめて少ない。対してハラビロカマキリはその逆で、通常は緑色型ばかりだが、稀に褐色型が見つかる。
 コカマキリの緑色型にしても、ハラビロカマキリの褐色型にしても、私の経験では例年、シーズン中にそれぞれ1個体見られるかどうか、というくらいに少ない。コカマキリの緑色型を前回見たのは一昨年の秋だったから、やはり毎年見かけるわけではない。

 だから今日のように思いがけずコカマキリの緑色型(写真下)に出会うと、一瞬「おおーっ!」と気持ちが昂る。例えば私があと20年間は元気に野山を歩けるとして、今後コカマキリの緑色型に出会える回数は、10回くらいの可能性が残されていると考えられる。来年の秋は宮崎だから、その出会いの確率はまた違ってくるかもしれない。もしかしたら、5回とか4回とかになってしまうかもしれない。
 いやいや、その反対に20回以上と、毎年出会えたりするのかもしれない。もの凄く緑色型の発現率が高い地域に出会い、褐色型が稀で、緑色型ばかりという逆転現象のスポットを見つけてしまうかもしれないからだ!
  
 まったく無意味な想像をしても仕方が無い。肝心なことは、どうして緑色型や褐色型が偏った割合で発現するのか、そこのところのメカニズムを知りたいのである。

(写真上/E-300  改造超広角レンズ)
(写真下/E-500  マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)

 新開 孝

オンブバッタは何色? 2006/10/31
 先日、近所の野塩保育園で写真講演をおこなったとき、虫についての質問がいくつかあった。

 そのなかで「オンブバッタは、親子なの?」というのがあった。たしかにおんぶされているオスはとても小さくて、親子に見えるのも自然な受け止め方だろうと思う。  
 さて、そのオンブバッタの体色には茶褐色から薄緑色までさまざまな変異がある。それもただ単に色の変異だけでなく、斑点模様を帯びていたりして、体表面の色紋様の複雑さは、オンブバッタが静止している環境物にうまく同調している場合さえある。

 オンブバッタの体色の仕組みはいったいどうなっているのか?回りの環境色にあわせて変化することがあるのか?
 あまりにも身近な昆虫でありながら、オンブバッタのふしぎを見ていると、「親子なの?」という子供たちの質問を思い返す。そしていつの日か「オンブバッタは、カメレオン?」そんな質問を受ける日がきっと来るに違いない。

 (EOSキッスデジタルN   シグママクロ50ミリ)新開 孝

キタテハの場合、身の置き所とは 2006/10/30(その1)
 日当たりのいい林の縁で、翅を開いてしばらく日光浴していたキタテハ。

 そっと近付いて眺めていると、ふいに飛び立ち、枯れかけた大きな葉っぱに着地した(写真上)。静止したあと、2、3回だけ翅を開閉したが、次からはまったく翅を閉じた姿勢になった。

 さらにこのキタテハは、葉っぱの先端の枯れた部分に身を寄せるようにして、頭をその中に隠してしまった(写真下)。


(EOSキッスデジタルN シグママクロ50ミリ 自然光のみ)新開 孝
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