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ゴマダラチョウ幼虫とクロアゲハ蛹 2003/11/01
10/25から注目してきた3頭のゴマダラチョウ幼虫たち。1週間目にして体色の変化はない。ところが今朝、この3頭のすぐ側であらたに2頭見つかった。迂闊にも見落としであったようだ!そのうち1頭は、御覧のごとく葉っぱの黄色に溶け込むまでになっている。こうした体色の変化は葉っぱの上にいる段階で進行するものが多く、大抵は完全に茶色へと移行してから落ち葉へ降りる。けれど落ち葉の下に降りてもなお緑色のままの、のんびりタイプもいないわけではなく、私は2例を見ている。のんびり屋というより、さっさと急いで降りたせっかちタイプであるのかもしれないが。
10/20にアップしたクロアゲハの蛹。くっついていた場所はイヌシデの幹だ。そしてクロアゲハ幼虫が育ったのはすぐ近くにあるカラタチの生け垣であろう。蛹を逆光でよく見るとクモの糸が多数張られていることに気付いた。クモにとって蛹は木の一部であり、巣網の足場としては手頃な出っ張りだったのだろう。長い冬を乗り切らなければならない蛹としても、日々こうして自分の体が木の一部に溶け込んでしまうと都合がいいはずだ。蛹の位置はちょうど大人の目線の高さだ。散歩する人がすぐそばを通るのだが、さて気付いた人がいるだろうか?
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